夢を追っている彼を愛しているのかどうか解らない・・・ | |
自分の気持ちが見えなくなってこまっています。 |
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みさん 29歳 女性 |
カウンセラー: 中村ともみ(退会) |
こんにちわ。相談くださってありがとうございます、中村と申します。
初めに、自分の気持ちが見えなくなって困っていると書かれていましたが、とっても正直に伝えてくださっていると思いますよ。 彼と結婚したい 彼の夢を素直に応援できない (会っていても)寂しい 自分が許せない・・・・・ 一つずつ考えていきましょうね。 みさんが「結婚したい」のは彼自身であって「小説家の彼」ではないのですよね。でも信頼できるし夢を追う姿もきっと素敵に感じているのでしょうね。 まず彼の夢、小説家になるということが今どうしてあなたの夢、家庭を持つことの妨げになると感じているのか、少し見ていきましょう。 みさんは、「彼といるのが幸せ」「彼とずっと一緒にいたい」そうして、結婚したいなあと思うんですよね。これは彼も同じだと思うんです。彼の夢は小説家になることだけでなくみさんとの結婚もそうだと思うんですね。ただ彼自身の人生の目的に、小説家になる、ということもあるわけです。 一方みさんには自分の家庭を作りたいという夢があります。 この二つが本当に両立しないのか?売れるまでの苦労話や、売れたら売れたで締切に追われて缶詰になって・・・というお話がまるで小説家のステレオタイプのように言われてもいますね。まるで普通の家庭生活なんて不可能のように感じてしまいます。 あなたの不安はこういうところにあるのでしょうね。 では、みさん結婚生活へのイメージや希望にはどんなことがあるのか? 彼と一緒にいたいだけでなく、おだやかにすごしたい、とか安定した生活と言うのがあるように感じられます。 幸せとは「彼が私を幸せにしてくれる」ものだと思っていませんか? 「お金の苦労はもうしたくない」「もう放っておかれるのはいやだ」という気持ちから来ているように感じます。 これはどこからきたものでしょうか? かつて、みさんとの婚約を解消した前の彼のことを今はもう許しているとのことですが、彼のことは許せても手にいれることのできなかった物への思い入れが感じられます。それは自分が作る家庭、安定した生活です。 みさんが「自分の家庭を持つ」ことを夢見ていると言うことは今手に入っていないと感じているということですものね。 彼は「あなたがそれを私にちょうだいね」とみさんに言われているような感じではないでしょうか。そして、小説家になるという夢を捨てないとみさんを幸せにはできないと思っているような感じです。 少しお父様との関係も考えてみましょう。 小さいころあまりかわいがってもらった記憶が無いとのことですよね。ちょっと想像してみて下さい。幼い女の子がお父さんにかわいがってもらえるようにしようと思ったらどんなことするでしょうね? わがままをいうよりもいい子でいたらほめてもらった、と言う記憶はありませんか? 今のあなたと彼の関係に似ていませんか?わがままな自分は愛してもらえない、と感じているようですね。でも、それは勘違いでした。親はわがままでも子供をかわいいと思います。 でもいい子をしている子はかわいいと思うのだけど、かまわなくっても大丈夫だと思ってしまうんですよ。私にも子供がいるので(いい子の兄と甘えっ子の弟の2人)よくわかります。 会っていても寂しい、と言うのは今でこそ平穏無事な親子関係だそうですが、おうちにお父さんがいるのに甘えられなくって、かわいがってもらえなくって寂しいという感情と似ていませんか?彼は目の前にいるのに、自分の思いが伝わっていない感じですよね。 では彼の方はどうでしょう?「どうしたんだろう?」「自分が原因かな」そんな風に感じているかもしれません。 もし、子供のときお父さんのひざに乗っかっていったらきっと抱っこしてもらえたんだと思うんです。きっとそれをしなかったんですね。疲れているお父さんの迷惑になりたくなかったのかもしれませんね。 この「いい子」の部分が、彼のことを理解しようとしている振りをしているように感じられているようですね。でもあなたは、彼にもお父さんにとっても迷惑な存在ではありませんでした。お父さんは幼いみさんの笑顔に力づけられたでしょうし、彼もみさんの存在に心を強くして夢を目指しているのではありませんか? 彼の気持ちを汲もうとしない自分がいやだ、と言うことは彼が自分の気持ちを汲んでくれないことがいや、なんですね。 話し合ってもどちらもが自分の夢を譲らないと感じているようですが、どちらかだけが○で片方が×というだけが答えでしょうか? どちらも○、も選べると思いますよ。 幸せな家庭をもつ小説家、いないでしょうか?そんなことはないと思いますよ。でももし仮にそんな小説家がいない、かつて存在しなかったとしても、です。みさんと彼が史上初の「幸せな家庭を持つ小説家とその妻」になる選択もあるとは思いませんか? 時間のやりくりや経済的な条件などで、他の家庭と比べたら違うこともあるかもしれません。 でもね、皆と同じでなければ幸せでないとは限りませんよね。 経済的なことや時間の面で不安があるのなら、たとえばあなたも何らかの形で収入を得ることを考えるとか、当分は二人でいるのなら彼の時間帯に合わせるとか。 簡単なこととは思わないですが、100組のカップルがいれば100通りかそれ以上の幸せになる方法があると思うんです。 要するに自分達が幸せだと感じるかどうかが一番大切なことだ、と思います。あとのことは足したり引いたり、形を変えることもできると思いますよ。 それもまた楽しいことだと思いませんか? 二人でいろいろ考えてみてくださいね。 |
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