自分の話しかしない彼。何を話せばいい? | |
皆様こんにちは。いつも楽しく拝見しております。遠距離恋愛中の彼がいるのですが、いつもいつも皆様の言葉が励みになり、自分を奮い立たせています。
さて、その彼のことについてご相談させてください。彼とおつき合いを初めて1年強経過しました。実は今年の2月、結婚して私が関西に行く予定だったのですが、婚約を破棄してしまったのです。その後彼とは話し合い、現在もおつき合いは続いています。 そもそも結婚を取りやめてしまったのは、「なんだか心が通じ合わない」と思ったからでした。 いつも自分の話ばっかりして、私の話なんか全然聞かないし、私に興味がないみたい。なんだかぎこちない、すごく寂しい、悲しい、もっと愛して欲しいのに。一生これが続くの? でも結婚ってこういうものなんだよね……と自分をなだめたりすかしたりしていたのももう限界がきたのでした。 幸いきちんと話をすることで現在もおつき合いしているものの(ありがたいと思います)、やっぱり寂しさは消えないのです。それは会えない寂しさ、という種類のものではありません。会うと、がっかりしてしまうのです。ああ、やっぱり話を聞いていない、私の話には興味なさそう、いつも自分の話ばっかりって。 なんだかとても孤独な気持ちになります。 それでもこちらのサイトやメルマガを読んで、「そうか、それはこういうことなんだ」ってがんばってるつもりなんですよー。そのときは「今度はこうしてみよう、こう言ってみよう、こう考えてみよう」ってすごく希望にあふれた気持ちになるのですが、現実は「彼と何を話していいのかわからない」という状態で、どうして彼とおつき合いしているのかわからなくなってしまっています。 彼が私に飽きたのではないか、他の人に心を奪われるのではないか、彼はどういう気持ちでいるのだろう、こんな私のどこがいいんだろう……と不安だらけです。 このコーナーを読んでいて「信頼が大切なのだ」ということだけはわかっているのだけれど、こういう話をすることが彼は嫌がるのではないかと思い、怖くて話できません。当たり障りのない話をしているだけ。 彼のつまらなそうな声を聞くのがすごく辛い(最近は結婚の話もしなくなった)。 なんだか長文の上、訳の分からない文章になってしまって恐縮です。でもどうしていいのかわからなくなってきてしまいましたのでメールを差し上げました。 どうぞよろしくお願いします。 |
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みんさん 29歳 女性 |
カウンセラー: 中原志帆(退会) |
みんさん、こんにちは。カウンセラーの中原です。 ご相談下さいまして、ありがとうございます。 婚約破棄ですか……私もやりました。周囲の反対とか言い訳はいくらでもあるのです。 が、今にして思えば、ただ『恐かった』だけだったのですよ。その後は二転三転しまして結局は元のサヤに納まりました。 さて、ご自分のことばかり話される彼ですね。ただ単純に聞いてほしいだけなのではないですか。みんさんに自分のことを話している。これが肝心です。誰でも良いわけではないと思います。 もし彼にとってみんさんが興味を失ったどうでもいい人なら、まずお話しさえしないのではないでしょうか。 逆に興味を惹きたい注目を集めたいのではないのかなと感じます。 みんさんが感じている感情は、すなわち相手の感情でもあるという法則があるのですよ。つまり、この場合も行動は正反対でも根っこは一緒なのではないかということです。 『私の話を聞いてくれない。』とがっかりしているときに、あまり相手の話を熱心に聞くことはできませんよね。そんなあなたの様子を見て 『あれ、もう俺に興味がなくなったのかな?』と不安になって、さらにもっと色々と自分のことを話そうとするのではないかと思います。 繰り返しますが、興味を失っていたり、ましてや他に好きな人ができたとすれば、こんなことはしないでしょう。新しい人相手にすればいいことですから。 彼の行動の奥に潜んでいるのも『寂しさ』なのではないでしょうか。 『本当に自分は理解されているのだろうか。』、『自分は受け入れられているのだろうか。』等。 このさらに奥にあるのは『無価値感』という感覚でしょう。『自分に愛される価値はあるのか。』、『本当に愛されているのか。』等。 多分、お互い相手に同じものを求めあっています。それは相手からしか欲しくないのです。でも、どちらも自分から先に出すことを恐れている。出してしまったらお終いなのではないか。 出したら最後、その後一生自分は与える側を続けなければならないのではないか。そうしないと相手は去っていってしまうのではないか。 だって自分には何もないから。そんな声が聞こえてきそうです。 『信頼』が大切なことはもう御存じの通りです。そしてここにも信頼が必要になってきます。相手とそして自分自身への信頼がです。 みんさんも彼も同じであること、そして分かりあえることに信頼をおいて伝えてみませんか。この時に心理学の話や心理学用語は必要ありません。感じている想いや気持ちを素直に伝えることを大切にして下さい。 さらに挑戦されてみるなら、もう一つ。 『分かってくれない』、『聞いてくれない』と『してくれない』ことを責めるのは簡単です。 でも、もしみんさんがして欲しいこと、それは彼が知らないことだとしたら、どうでしょうか? 彼自身、誰かからそういうことをされたことがないとしたら、してあげることはできませんよね。でも、みんさんは知っていますよね。教えてあげてはどうでしょうか。 みんさんがして欲しいことを彼にしてあげる。欲しいものは、まず与え てみて下さい。 満たされたとしたら、彼も与える人になれるでしょう 。 |
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