彼の喫煙 | |
彼とは結婚を前提にお付き合いしており、とてもうまくいっています。ただ、彼はタバコを吸うのですが、私はアレルギー体質のせいかタバコの匂いを少しでもかぎとると、喉と目が痛み、痰、咳などの症状がすぐに現れます。 お付き合いを始める際相談した所、始めはやめると言ってくれて何度か禁煙を試みてくれたのですが、やはり仕事のストレスで吸わずにはいられないと言うのです。以前はデート中は控えてくれたのですが、最近ではデート中も吸わずにはいられないようなのです。離れた所で吸ってくれますが、洋服や体臭から匂い、とても苦しくなってしまいます。 彼もタバコを吸う事で私が苦しみ、そして自分の体に良くないことも充分わかっており、彼が申し訳ないという気持ちでいっぱいなのもよくわかるのですがどうすればよいのかわかりません。彼の事が好きなのに、至近距離がある意味苦しいのです。彼は1週間に一度心療内科を受診しており、薬を服用しております。ショックなことがあると、とことんまで気持ちが落ち、うつ状態になってしまいます。 そんなデリケートな彼に強く言えるはずもなく、これから先結婚して共に生活をすることを考えるとますますどうしていいのかわからないのです。精神的な面で支える覚悟はできていますが、タバコだけが障害なのです。どうぞアドバイスをお願いいたします。 |
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きくさん |
カウンセラー: 大谷常緑 |
きくさん、こんにちは。 御相談を担当させていただく大谷です。 よろしくお願いします。 御相談を拝見しました。 さて、ここできくさんの中で問題を作り出している感情は、大きくは2つあると思います。 先ず第1番目は、きくさんが「タバコに対してアレルギーを持っている自分」を責めている感情です。 もしこの感情をきくさんがお持ちであるとすれば、この感情は本当に必要な感情なのでしょうか? きくさんは、彼から必要とされている存在です。そうでなければ、彼と、"とてもうまくいっている"はずはありません。きくさんがお持ちの彼に対する今の愛情で十分だと思います。 一般論になりますが、人は自信がない時に、今の自分では不十分だと自分を責めてしまいます。 御相談からの情報のみですので確信はありませんが、小さい頃、きくさんは、誰かを助けたいと思われていなかったでしょうか?そして、十分に助ける事ができなかったという感覚をお持ちではないでしょうか? そうだとしたら、これは、きくさんがお持ちの感情のパターンです。 第2番目は、きくさんの中にある彼に対する「怖れ」の感情です。きくさんは、 きくさんは、彼の繊細さに巻き込まれてしまっていて、逆にきくさんの方が彼に 対してナーバスになり過ぎておられる感じがします。 この、彼に対する「怖れ」は、きくさんがどこかで彼を信頼していない気持ちから出てきています。 ここは、きくさんが彼に対してより信頼を寄せることです。 他人を信頼する事は、実は自分を信頼する事と同じことになります。言い換えれば、きくさんに自信がない度合いだけ、彼を信頼できないということになります。
さて、彼との具体的な接し方ですが、彼の感情を感じてみると、彼はタバコを止めたくても止められない自分責めています。そして、彼の中にはタバコを止めなければという焦りも感じます。 人間は誰しもなりたいような自分になれない時には、自分を責めてしまいますね。 もし、彼が自分をそんな風に責めているとしたら、きくさんは彼に対してどう接 していけばいいでしょうか? 人は、たとえどんな風に振る舞っていても、絶大な信頼を感じた時には、自信を取り戻し、前に進めるようになります。 最後に、このお二人の問題は、お二人の間で本当に相手を信頼するために、自分を信頼するために、起こっている問題です。換言すれば、より大きなお二人の愛情を育むための問題です。
この問題が解決する事を願っています。 |
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