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質問母親との確執
母は幼少の頃から、何人も母親が変わる様な環境で育ち、父親からの暴力などを受け育った様です。

で、その生活に終止符を打つために結婚した先がこれまた小姑が何人もいてイビられ、父も姉には頭が上がらず、姑や小姑からイビラれて何度も離婚を考えては子供の為に…と思いとどまったらしいのです。

そんな中での子育てなので当然、母の八つ当たりの対象は私に向きます。
弟は長男なので、ちょっと待遇が違ってました。
よその親戚の子との比較は度々で容姿の事まで『なんでアンタはぼーっとした顔をして』とか何かにつけ、ストレスを解消するかのようにひどく怒られました。

ソノ母も年老いて、最近父がなくなり毎日泣いて暮らしていたので母とは合わないので一緒には暮らしたくない思いもあったのですが毎日悲しんでいるので
『一緒に暮らそうか』と伝えました。

その時は喜んでいましたが、ちょっとした行き違いから一緒に暮らそうと言った事さえも
『私をこき使おうと思ってる魂胆は判ってる。親を親とも思わないで、どれだけ私がアンタに迷惑をかけられたとおもってるのね』

などと言われ、縁を切ると言われたので『どうぞ』と言いました。
もう、私は母が許せません。
こんな憎しみあう親子っているのですか?
サラさん

回答 カウンセラー: 新田ふみこ(退会)

>母は幼少の頃から、何人も母親が変わる様な環境で育ち、父親からの暴>力などを受け育った様です。


何人も母親が変わるということは、安定した夫婦の関係が保てない状況です。
このような環境で育った人は、良い子を演じたり、「愛されたい」という願望や、「見捨てられるのでは・・・」という恐れを感じていたのではないでしょうか。

>で、その生活に終止符を打つために結婚した先がこれまた小姑が何人も>いてイビられ、父も姉には頭が上がらず、姑や小姑からイビられて何度も離>婚を考えては子供の為に…と思いとどまったらしいのです。

辛い環境から逃げるための手段として「結婚」を選んだとしたらニーズを満たして欲しいための結婚になります。
「温かい家庭が欲しい」「愛して欲しい」「守って欲しい」などを手に入れたかった・・・。

嫁いだ先で、夫にも守ってもらえない状況となると、それらを期待して結婚したのに手に入らず、 そして「やっぱり○○してくれなかった」と深く傷ついてしまいます。そしてハートブレイク!

「嫁VS夫の家族」という、強いストレスを感じたり、分離感や失望感や悲しみを感じたことでしょう。

>そんな中での子育てなので当然、母の八つ当たりの対象は私に向きます。
>弟は長男なので、ちょっと待遇が違ってました。
>よその親戚の子との比較は度々で容姿の事まで『なんでアンタはぼーっとし>た顔をして』とか何かにつけ、ストレスを解消するかのようにひどく怒られまし>た。

ストレス解消は子供や老人が対象になりやすいです。
また、一番目の子供は両親の「悲しみ」を受け取るケースが多いようです。

サラさんに八つ当たりするのは・・・
怒りの感情の下には「分かって欲しい」「助けて欲しい」「愛して欲しい」という感情があります。
お母さんはサラさんに、助けて欲しかったのかもしれません。

弟の待遇がいいのは・・・
長男という位置づけもあると思いますが、お母さんはこの「失望感」や「分離感」を長男すなわち、男性に埋めてもらいたいという願望の現われかもしれませんね。
夫が頼りにならないと感じたら、母親は息子に大きく期待します。
「あなただけは、お父さんみたいな人にならないでね!」と・・・。

>ソノ母も年老いて、最近父がなくなり毎日泣いて暮らしていたので、母とは>合わないので一緒には暮らしたくない思いもあったのですが毎日悲し>んで>いるので『一緒に暮らそうか』と伝えました。

> その時は喜んでいましたが、ちょっとした行き違いから一緒に暮らそうと言っ>た事さえも『私をこき使おうと思ってる魂胆は判ってる。

> 親を親とも思わないで、どれだけ私がアンタに迷惑をかけられたとおもって>るのね』 などと言われ、縁を切ると言われたので『どうぞ』と言いました。もう>私は母が許せません。 こんな憎しみあう親子っているのですか?

小さい頃から、お母さんが両親に言われてきた言葉や両親に抱いていた感情が、サラさんに投影しているようです。
「私をこき使おうと思ってる魂胆は判ってる。」
これは自分がこう感じたことがあったから「きっと娘もこう行動する…」と思っているのでしょう。

また、幸せを手に入れても無くなってしまう事に恐れを感じて、もう傷つきたくないから防衛に入り、 自分が傷つく前に自分から断ってしまう。
このようなパターンができてしまったのかもしれません。
喪失感を癒していないと、親密感を恐れます。

今は、お母さんとほどよい距離感を持って、関わってあげることが良いかもしれませんね。
貴女の心が正直に「暮らしたい」と思う時が同居のタイミングだと思います。

また、お互いに文句を言うということは「認めて欲しい」の表れです。
お互いに関心があるということですね…。

母娘の共通しているところは「母の愛」を感じられない!という感じがします。
お母さんが「母親の愛」を知らずに育ったとしたら、子供にそれを与えることができません。
愛したいけれども、愛し方がわからない…。

神様は・・・お母さんを通して、サラさんにどんなテーマを与えたのでしょうか?


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