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質問妻がSEXを拒むんです

私も妻も40歳。子供は高一も息子、中二の娘がいます。

3年前からSEXレスになり先月誘ってみたらOKしました。
しかしそれ以降何かと理由をつけ拒むようになりました。私てきには月3回ぐらいしたいのですが、妻は(女性?)生理の前後各10日間ぐらいは気持ちがのりません。

できるとすれば残り10日。その中でも妻の体調、仕事の都合 等考えると残りは数日です。かといってその数日、毎日誘うわけではありません。どうすれば妻とうまく愛しあえるのでしょうか?

あきらさん

回答 カウンセラー: 中原謙一(退会)
あきらさん、はじめまして。
私は中原謙一と申します。
どうぞ、よろしくお願いします。


あきらさんと奥様はご結婚されてから何年たったのでしょうか?
お二人で重ねた年月には、お子様の誕生や成長に合わせて、さまざまな喜びも問題も乗り越えていらっしゃったのだと思います。

ただ、あきらさんご夫妻だけではなく、どのご夫婦でもそうなのですが、夫側と妻側での『夫婦の時間への解釈の違い』というのが、お互いの誤解やすれ違いを作り出してしまう、と言う問題は少なくないんですよね。

ですので、あきらさんが今感じていらっしゃる寂しさは、実は奥様が以前感じていらっしゃった可能性があると感じます。
ここが、今の奥様に対してのアプローチのキーポイントですから、よく振り返ってみてみましょうね。


例えば、今から5年ほど前の時のあきらさんはどうだったでしょうか?
30代半ばと言えば、ちょうどお仕事でも、昇進への飛躍時期に入り、精神的にプレッシャーなども多く、仕事以外の事に、気持ちを向ける余裕が今よりも少なかったのではないでしょうか?

一方、その頃の奥様はどうだったでしょうね?
お子さんもまだ小学生で、手のかかる子育てから開放され、ひと段落されて、今のように思春期の問題や受験や進路などの心配事に集中する事もない反面、お仕事に一生懸命努められているあきらさんに対して、無力感や寂しさを感じていらっしゃった可能性もあると思います。
『もう、私を女性としては見てはもらえないんじゃないか?』と言うように。


今現在、奥様がセックスを拒絶なさる心理には『怒り』という心理が隠れているように感じます。でも、この『怒りの感情』のさらに奥には『寂しさ』という感情が隠れている事が少なくないんです。

そして『拒絶』をすることで、相手に対して『自分が感じた痛みを感じさせる』
という形で、理解を求めていることも少なくないんです。
『私は、ずっと寂しかったのよ。あの頃の私の寂しさを分かってね』と。


ですので、今現在の奥様の心と体を開いてあげるには、奥様が過去感じていた『寂しさ』を溶かしてあげる必要もあるかもしれませんね。
そのためにも、奥様のお話を聞いてあげてみるのもいいと思いますよ。

それから、あきらさんの賢い点は、女性の体のリズムというのをよく理解していらっしゃる点です。

女性は男性とちがって、生理周期というものがあり、そのリズムによって心の
リズムも変化するものなんですよね。なので、おっしゃるように、女性には体
もこころも気分が乗らない、と言う事も確かにあると思います。

ただ、女性のリズムというのは、個人差もあり、気候や年齢や心とも密接な関係があり、単純に日数や計算では計れず<生理何日前だから>という計算では、同じ人でも時と場合によっては、まったく当てはまらない場合もあります。


また、相手のリズムの日数を計算してしまうと、あきらさん自身にも焦りの気
持ちが出てきてしまうのではないでしょうか?
焦っている心境が相手に伝わってしまうと、ロマンスの空気がどうしても作りづらい所があると思います。

男と女が、素直にゆったりとお互い愛し合うには『ロマンスの空気作り』というのが、とても重要なポイントになりますからね。


また、奥様の心と体のリズムというものを、あきらさんが労わってあげている事を伝える事で『私を分かってくれている!受け止めてくれている!』
という安心感と信頼感を奥様に与えてあげることになると感じます。

女性は、自分の心や体を受け止めて、理解してくれている、という実感が持てると、その相手に自分のこころも体もひらいていくことがあります。
また、そんな時間が女性の望む『ロマンスの空間と時間』である場合も少なくありませんからね。

ぜひこの点は、お二人でゆったりした音楽でも聞きながら、じっくり聞いてあげてみてはいかがでしょうか?


この『ロマンスの空間と時間』作りには、ただ奥様をゆったりと抱擁してあげるだけでも、心と体を溶かしてあげられることもあります。
『僕は、できれば君と愛し合いたい。でも、君が今その気になれなくてもいい
んだよ。君がその気持ちになってくれる時を、僕は待つからね』
と言ったように、奥様へのいたわりの言葉を優しくかけてあげながら、ね。

このように、ただただ擁してあげながら、奥様を労わる言葉をかけてあげるこ
とで、『怒り』で蓋をしてしまった、奥様の『寂しさ』を溶かす効果もあることも少なくないと感じます。


このようにして、『怒りの蓋』に閉ざされた『寂しさ』を溶かしあい、心も体も溶け合うようなロマンスの雰囲気を作り出し、お二人が優しく愛し合える時間を作っていっていただけたらいいなと感じます。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
あきらさんが幸せになるための参考に、少しでもなれるのであれば、幸いです。

ありがとうございました。


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