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質問22歳の歳の差の彼と。
はじめまして。
先日、御社の資料を請求させて頂きました。
一言ずつ噛み締めながら、読ませていただいています。

私は、去年の4月に鉄鋼会社に入社しました。
片道40分はかかるので朝7時には家を出て、
8時には机に座り、残業残業でやっと家につくのが
夜中の12時だったり。
無謀・・という言葉がピッタリの会社でした。
辛くて辛くて、どれだけ自分にムチを打って会社に
行っていたか・・。お昼も食べる時間はなく、
もちろん休憩も1分もなく、トイレにいくのがやっと
という状況。
そんな中、私をずっと支えてくれていたのが今の彼です。
私のお客さんの荷物を運んでくれる、トレーラーの運転手さんでした。

まさか22歳も上の人からアプローチを受けるとも思ってなくて、
まさかそのまま恋に落ちるなんていうことは予想もしていませんでした。
しかし、好きになれば年齢なんて・・というのはその通りで、
一緒にいる二人には歳の差なんてちっとも気になりません。
でもやっぱり、親には言えませんでした。

そんな中、私はとうとう身体を壊して退職。
そのすぐ後でした。親に彼のことがバレて、猛反対。
「別れなさい」の一点張り。
それは覚悟していたんですが、
結局次の日から携帯を取り上げられ、
彼と離れ離れにするために私は群馬にある親戚の家に預けられました。
(私は新潟です)

叔父、叔母に「応援するから、味方だよ」と言われ、
「とりあえずは連絡とらずに冷却期間を半年置け」と
言われ、私もそれを受け入れました。
猛反対の家族の中から出てきた私としては
どこか救われた気持ちがしました。
その親戚の家は旅館を経営しているので、
旅館業務を手伝いながら日を送る毎日。
徐々に高まった気持ちが落ち着いてくると
叔父と約束した「冷却期間」が何のためのものなのか
わからなくなりました。
彼を好きという気持ちがあるのに
何で冷却期間なんだろうと。
そして私は、公衆電話からコッソリと彼に連絡をとっていました。

冷却期間に疑問が生じたのは、
叔父、叔母が言った「味方」という言葉が
信じられなくなったからです・・。
私に彼の事を悪く言ってきたり、
3月の頭に、私の祖父が倒れたのですが、
それも私が心配かけたせいだと散々言われ。
私と彼を離そうという気持ちが余りにも
見えすぎて「この人たちは味方の振りをして
私のなかから彼を消そうとしてるだけだ」と
その気持ちばかりが強くなる一方。

そして親戚と言えども他人の家。
もう自分の居場所が無くて本当に辛かったです。

彼が頭を下げに来ても、
叔父はお酒を飲んでまともに対応せず、
喧嘩になりそうでした。
「シラフで相手をするようなヤツじゃねぇ」と・・
悔しくて、ショックで。

そして3月17日、約束を破って彼と連絡をとっていたことを
叔母に謝り、頭を下げました。
叔母は「私たちを騙した落とし前だ」と
4度私を殴り、バリカンで全部髪を切り落とされて、
丸坊主にさせられました。
そうすれば私がもう彼の元に行かないと思って。

私はもう悔しさでその気持ちをどこに当ててもいいか
わからず、今もそれが続いています。
坊主の人を見るたびに、憎い気持ちだけが全身を襲い、
おかしくなってしまいそうになります。

家族とも口を聞かなくなり、
今は毎日家でパソコンをしたり読書をしたりしています。
髪を切られてから約半年。
ようやく5cm程に伸びてきました。
精神安定剤を飲みながらの毎日です。

昔から心理学、カウンセラーという職に興味を持っていて、
最近、また心理学の勉強をし始めました。
今回のことも、私の幼い頃からの家庭環境も問題なのかなとも思っています。
ずっと「良い子」の仮面を被ってきた私。
その仮面を外したくて仕方の無い時なのかもしれません。

佳那さん

回答 カウンセラー: 多田陽香
佳那さん、はじめまして。
多田と申します。宜しくお願いします。

> 先日、御社の資料を請求させて頂きました。
> 一言ずつ噛み締めながら、読ませていただいています。

とても丁寧に読んでくださったんですね。
ありがとうございます。
私も佳那さんからのご依頼を繰り返し読ませて頂き
ましたよ。私自身、いろんなことを感じながら・・

佳那さんは信頼し合えない人間関係の中で、
本当によく頑張ってこられましたね。
もうこれ以上無理!と叫びだしたい事、何度もあった
のではないでしょうか。周りの期待に背かないよう、
無理に無理を重ねて・・何処かでいつもギリギリの
状態だったのではないでしょうか?

社会にも家族にも本当の自分の居場所がない・・
頑張っても頑張っても楽にならない時って、とても
虚しいですよね。
佳那さんの寂しさ、虚しさを埋めてくれる存在が、
22歳年上の彼だったのかもしれませんね。
佳那さんにとって、本当に大切な心の支えだったこと
が文面からもよく伝わってきます。

そんな唯一の支えである彼と話すことすら無理やり
止められて・・本当に酷い目に遭いましたね。
本当に辛かったですね。

佳那さんは、周りからの攻撃の中でずっと息を潜めて
耐えてこられたのでしょうね・・悔しかったですね。
行き場のない怒りや悲しみを、仕事でハードワーク
することで紛らわせていたのかもしれませんね。

お体の調子はいかがですか?どうか自分を大事にして
くださいね。時々は自分の呼吸に注意を向けてみたり
深呼吸してみるのもいいかもしれません。

私達は自分のことを「悪い子」だと思い込んだままで
大人になると、甘えたり、お願いしたり・・がうまく
出来なくなってしまいます。そしてどんどん我慢して
どんどん欲求だけが溜まっていってしまいます。
すると、もう自分の感情すら邪魔になり、自然で素直
な感覚を持つことまで嫌悪するようになり・・
ついには自分で自分を見捨ててしまうのです。

「よい子」でいることが佳那さんの今までの生き残る
為の手段だったのでしょう。きっと幼い頃から、
怖い目に何度となく遭ってこられたのだと思います。
読み返す度に、幼い頃の佳那さんに安らぎをあげたい
気持ちでいっぱいになりました。

こんな言葉があります。
「人から受ける攻撃の原因は、まず自分自身への
攻撃からくる」
自分自身を単に状況の被害者として考えるのではなく
自分をそれほどまでに罰しておく必要が、もしあった
としたら、その理由は何だと思いますか?

私達が幼少期に自分を「悪い子」だと思い込んでしま
う理由は本当にたくさんあるものです。
この時代には、私達の本質・無邪気さそのものを
いっぱい罰せられてしまうからです。
その原因は社会の目が基準だったり、常識から外れる
ことを怖れる親からのコントロールにありますが・・
大人になった私達には、人生を自分で選択する自由と
権利があることを、どこかで知っています。

仮に皆から、好きなように生きていいよと言われたら
どんな気持ちがするでしょう。どんな答えが浮かんで
きますか?誰かに対して申し訳ないという罪悪感や、
もしかしたら怒りや無力感などの直面したくない強い
感情が出てくるかもしれません。

> ずっと「良い子」の仮面を被ってきた私。
> その仮面を外したくて仕方の無い時なのかもしれません。

勇気を出してよく言ってくださいましたね。
自分の自然な欲求に耳を傾けていきましょう。
仮面を外すには、常識・善悪の判断よりもまずは
自分自身を感じていくことから始めていきます。
「そのまんま」の自分自身を、どんな判断もせずに
受け容れていきましょう。

よかったらセラピーも使ってください。
どうしようもない感情や出口がない状況に新たな道を
探す為に、私達カウンセラーやセラピストがいます。
もう対処するのが到底無理だと思うような感情が出て
きた時こそ、誰かと分かち合っていくことによって、
人生が大きく開かれていきます。

> 昔から心理学、カウンセラーという職に興味を持っていて、
> 最近、また心理学の勉強をし始めました。
> 今回のことも、私の幼い頃からの家庭環境も問題なのかなとも思っています。

幼い頃から心の大切さを体験を通して学んでこられた
佳那さんは、きっと素晴らしい感性の持ち主なので
しょうね・・今までのたくさんの辛い経験は、
カウンセラーになった時に佳那さん自身をたくさん
救ってくれると思います。

何より大切なのは、まず自分から楽になることです。
そう決意し続けることです。
佳那さんご自身から、ただ、幸せになることを
強く望んで欲しいと思います。


佳那さんの心に安らぎが訪れますように・・
ご相談ありがとうございました。


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