レイプ被害で受けた心の傷 | |
初めまして。私は、去年の10月にレイプされかけた者です。自分の心の状態が、自分でも良く解らないので、おかしな表現をしてしまうかもしれませんが、ご了承下さい。
仕事帰りに、見知らぬ男に後をつけられ、私が部屋に入る時に、男も部屋に押し入ってきました。そして、玄関に押し倒されました。自分がエイズに感染していると嘘をついて、何とか最悪の事態を免れることは出来ました。身体的被害としては、叫び声をあげた時に、男の手が口の奥に入って来たため、その時に出来た数カ所の切り傷くらいです。それはもう直りました。ですが、心の傷がいつまでも消えず、むしろ大きくなっていくような気がするのです。 一番大きな悩みは、やはり彼とのセックスです。被害にあってから2ヶ月くらい経ってからは、何とかできるようになったのですが、その頃犯人が捕まると、再び出来なくなりました。それどころか、キスをするのも冗談半分に胸を触られるのも嫌で、いつも彼と口論になります。彼と犯人の共通点は、男であることだけですが、それだけで犯人に抱かれているような気持ちになるのです。話をすると私の気持ちを理解してくれるのですが、私自身もいい加減普通にセックスが出来るようになりたいです。彼のことは大好きで、結婚も考えています。このままではいけないと思うのですが、方法がわかりません。無理にでもするべきなのでしょうか? あと、中学生くらいの頃、単身赴任の父の目を盗んで、母が遊び歩いていた頃がありました。子供だからと油断していたのでしょうが、あからさまでした。浮気もしていたと思います。夜ご飯はいつもスーパーの同じお弁当でした。当時、自分を二の次にする母の事が大嫌いでした。それが原因で陰口を言われたこともあります。自分は母にとって必要のない者だと思っていました。お金を置いていくだけで、愛されてる実感がありませんでした。ですが、大人になって、それはそれと割り切ろうと思い、過去の傷は癒えていました。しかし、このレイプ被害をきっかけに、事あるごとに当時の記憶がよみがえるようになってしまいました。今、実家で同居していますが、辛くてたまりません。どうすれば、忘れられますか? どうかよろしくお願いいたします。 |
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加代子さん |
カウンセラー: 岡田えりこ |
加代子さん、はじめまして。岡田えりこです。 ご相談ありがとうございました。 とても恐い思いをされたのですね。辛かったと思います。 人はあまりにショックな出来事があったときに感情や感覚を遮断してしまうことがあるんです。それは、自分の身を守るためにです。 そして、犯人が捕まってから様々な嫌悪感や怒りや悲しみが入り交じったような感情が出てきたようですね。 だから、犯人が捕まったことで少し安心して気持ちがゆるんでそのときに受けたショックが癒されようと浮上してきたということだと思うんですね。 お母さんのこともそうですよね。愛されている実感がなかった、と書かれていますが、思春期の頃に自分を大切に扱ってくれなかったことと同時にお母さんが『母』であることよりも『女』であることを選んでいるように見えて嫌悪感がつのっていたのではないでしょうか。 自己嫌悪はその自分の嫌っている部分を誰かに本当に受け入れてもらえたと感じたときに癒しが始まります。 これをするには加代子さんはものすごく抵抗を感じるかもしれません。 今は、一番苦しい時かもしれませんね。 応援しています。 岡田英里子 |
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