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質問 仕事をやめたい
最近、転職しようか悩んでいます。
毎日忙しくて、体力的に無理がたたり、少し休みがちになっており、これには
ストレスも多少影響していると思っています。
毎日仕事漬けで、疲れがたまってます。
それに、自分のことがおろそかになっていて、毎日疲れてゆっくり本も読めな
い状況です。
疲れて・・・なんて言い訳かもしれません。
でも、自分には何があるんだろうと、最近なぜか焦ってばかりいます。
いいアドバイスがあれば、よろしくお願いいたします。
タスケさん

回答 カウンセラー: 根本裕幸(退会)
タスケさま

ご相談ありがとうございます。根本です。

ここにご相談くださるまで、随分と悩み、考え込まれたのではないでしょうか。
毎日が仕事仕事になっていて、それでも自分に厳しくされてしまっているようにお見受けします。

タスケさんご自身としては、自分に厳しくしている・・・なんて言われると
意外かもしれませんけれど、僕から見れば「言い訳しているかも」という
一言だけで、何かずいぶんとご無理をされているように感じてしまうんです。

人はどんなスーパーマンだったとしても、あるいは、大好きな仕事だったとしても、そればかりになってしまうと、とても強い負荷を心に抱えてしまうものです。
とても押し込まれるような、「~しなければならない」という義務感で一杯に
なってしまうような、そんな息苦しさを感じざるを得ませんよね。

ゆっくり本を読むこともままならないとしたら、自分に課している負荷が
少し大きすぎることに目を向けてみることが大切だと思うのです。
一日休んでも、罪悪感を感じたり、自分を責めたりするばかりで、
肉体的な疲労は多少取れても、精神的にはちっとも休めないことも
少なからずあろうかと思うんです。

そして、抜けない疲労感や倦怠感の元で、何か漠然とした不安も
感じていらっしゃるかもしれません。
焦りという気持ちは、不安や怖れの変形なんですよね。

今、タスケさんは自分の限界を感じ始めているのではないでしょうか。

僕からお勧めしたいのはまとまった休みを取ることです。
1週間でも短いかもしれません。
場合によっては休職することが必要な状況かもしれませんね。

そう言われても「無理だよ・・・」と思われるかもしれません。
僕もそれは分かった上で、無理を承知で、お勧めしています。

休めない理由もきっとたくさん見つけられると思います。
もしかしたら、休みを取るためにはプライドを捨てたり、
周りの迷惑を顧みないことが求められたりする場合もあります。
そこで“自分のために”、もっといえば“自分の将来のために”、
疲れを癒す時間を与えてあげて欲しいのです。

疲れを癒すことは、長い目で見たときに自分自身への投資に
なることが少なくないんです。

マラソンの選手だって、42.195km走った翌日に、
また、別のマラソン大会に出るのは不可能ですよね。
走れないわけではないと思うけれど、疲れているし、いい記録は
出ないだろうし、まずは休息をとることを最優先させるはずです。

それはビジネスパーソンとて同じことなんです。
違いは疲れの溜まり方くらいなのかもしれません。

だから、お休みを取ることを自分に許してあげて欲しいな、と思うんです。

そして、休みを取ったとしても、一日家の中でゴロゴロしていたりしても
疲れはあまり取れないものです。
しばらくは肉体の疲労を取るために必要な場合もありますが、
心を休めようと思ったら、今、なかなかできない“好きなこと”を
できるだけやってみることが必要なんです。

「好き」とか「楽しい」、「嬉しい」、「安心する」等々、そういう気持ちを
感じられたときに心は休めるものなんですよね。

今はそういう感情を感じることってめったに無い状況かもしれませんし、
いざ休みを取ったとしても、何をすればいいのか分からなくなってしまうかも
知れません。
そしたら、しばらくゆっくり本を読んだりしながら、「何しようかなあ」
「何したいかなあ」と思い描いてみて下さい。
また、タスケさんが小さい頃、学生の頃に欲しかったこと、したかったことに
今改めてチャレンジしてみてもとても効果的ですね。
昔は出来なかったことでも、大人になった今できることって意外にたくさん
あるものです。
これは童心に返るため、というよりも、自分の心に喜びを与えてあげるために
とても効果的なものなんです。

参考になりましたら幸いです。

ありがとうございました。


根本裕幸


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