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質問結婚したいけれど、なかなか変わらない・・・
はじめまして匿名で失礼いたします。私は30歳になったばかりの独身OLです。恋人もいません。10ヶ月ほど前に結婚の約束までした9年付き合った彼と自然消滅しました。現在葛藤の日々を過ごしています。
私の願いというか不安は結婚です。別れについては、複雑というかお話も長くなりますので割愛いたしますが、まず私がここを利用させていただくきっかけはチャックスペザーノ氏の「30日で理想のパートナーを見つける法」のプログラムを実行していたからです。読めばなるほどと納得できますが本当に効果がでるのかと不安になってきています。もうプログラムも終了間近です。

一人で過ごす時間はいやというほど過ごしました。別れはつらいものですが、恋愛の楽しさも知っていますので自分を体ごと受けとめてくれる相手といっしょに過ごしたいです。勿論愛したいです。通勤中も私は幸せを選択すると強く願い、別れた彼のことも許してお互い解放すると願っても相手は現れません。彼とのことは忘れられはしないでしょうけど諦めては悔やんで、怒って悲しくて泣いてを繰り返し不安や嫉妬や恨みも経験した結果、幸せになりたいと強く思っています。

とてもポジティブでいるこのときなら愛する相手といい関係を築けると自信が沸いてきたのにプログラム終了時期になにも変わらない環境にあせり不安を抱いてしまっています。

自分はまだまだ変われていないんだろうか。
幸せになってはいけないと心が思っているのか・・・

思いは一瞬で届くというのに、私の何がいけないのか。泣いて暮らした日々が嫌だから変わりたいのではなくただ幸せになりたいだけです。
予定のない休日は気が狂いそうになるくらい寂しくなります。新しいパートナーシップを得るには何を考え思い行動すればよいのか教えていただきたいです。

すみれさん

回答 カウンセラー: 源河はるみ(退会)
こんにちは、すみれさん。ご相談ありがとうございます。はじめまして、源河と申します。辛い別れを経て尚、前向きに歩いていこうと色々と実践されているんですね。
さて、新しいパートナーとの幸せな日々を手に入れるには?ですね。プログラムを通じて、すみれさんはたくさんのことを理解されたことと思います。新しい見方や考え方、その他いろいろなものをです。

では、どうして効果が表れないのか?というと、私たちの心は、その深さと時間とがとても密接に関係しているからなんですね。理屈では、思いはそれすらもただのエネルギー、一瞬で世界を変えることも可能です。でも、そこにどれぐらいの深さで心が決意できているのか?によって、その変化の度合いが変わってくるんです。

私たちは、自分自身の心をわずか3~4%ぐらいしか認識していません。では、残りの96~97%はどこでどうしているのかというと、”まだ見ぬ自分”や”過去には知っていたけど忘れた自分”として、意識の奥深くに、眠っている状態でいるんですね。

そこで・・・
この3%の部分で、一生懸命目標に向かい、全身全霊で決意をしたとしても、心全体にとっては、たかが3%の力になってしまう・・・
ということが起こってきます。
こうなってしまっては本末転倒、せっかくのポジティブな気持ちも空回りに終わってしまいますよね。

すみれさんにお願いしたいのは、ここから先は、考えるのではなく思うのでもなく、またそれらに伴う行動でもない、”感じる”ということに意識を持っていただきたい、ということです。

私たちが自分自身で認識できる範囲の心の領域は、普段「これが私」と思っている部分、理解している部分です。でも実は、心のほとんどが”感情”でなりたっていて、そのほとんど全部が、一度感じてみないと理解不能な、いわば「ありえない私」、未知の部分なんですね。
「記憶を喪失してしまった私」とも言えるかもしれません。

想像してみてくださいね。
目をキラキラさせながら、夢を見ている少女がいます。
「私、絶対幸せになるわ」
と言いながら、その信念は揺るぎがないようです。でも、ふと目をやるとその足に深い傷を負い、歩く事すらままならない状態だとしたら・・・その少女の気持ちは疑う余地はありませんが、まずは、その傷の手当てをしなければ、誰も彼女が幸せそうだとは思わないでしょう。
だって、誰だって傷を負えば痛みを感じるし、それは誰もが感じ取る事ができるからです。

これと同じことが、すみれさんにも起こっているようです。すみれさんの意欲は疑いようもないくらいポジティブですが、その気持ちとは裏腹に、すみれさんから感じるのは、心の奥底で助けを求めて泣き叫んでいる、そんな痛みです。

今、すみれさんに求められているのは、過去の失恋で、一体自分が何を”感じてきた”のか?に、もう一度向き合う事です。
十分、経験してきたし見つめてきたわ、と思われるかもしれません。でも思い出してください。自分ひとりで、なんとかできる心の範囲は、自分が認識できている範囲の一部分でしかありません。
言い換えると、お医者さんが麻酔をして壊死している部分を取り除き、何針も縫うような傷を、家にあるバンドエイドで手当てをして、「これで、大丈夫」と言うようなものなんです。

今抱えられている葛藤や、寂しさ、ひとりで処理してきた不安や悲しみなどを、誰かの手にゆだねてみましょう。誰かに、頼ってみましょう。そこで、たくさんの感情を感じたり共感してもらったりしていくうちに、はじめてパートナーとの関係で愛情を感じることのできる土台である、信頼や、希望、安心感などを実感を通して、すみれさんの心に”感じさせてあげる”ことができるんです。心は、感じるまでは納得しませんからね。

せっかく続けてこられたプログラム、理解の次には、「感じる」です。ぜひ、チャレンジしつづけてみてくださいね。
私たちは、いつでも応援しています。
大丈夫、すみれさんのその意欲は必ず、すみれさんを幸せまで導いてくれます。カウンセリングなども活用してみてくださいね。
まずは、楽になりましょう。


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