彼女の言う別れる理由が納得できない | |
はじめまして、僕の悩みごとをきいてください。 彼女とつきあって2週間で別れました。その理由は、親友の女友達と僕の両立ができなくなったことで疲れてしまったことです。 要するにいままでの親友とつるんでいた生活も失いたくなく、欲張っていたことで疲れたそうです。 なんか納得いきません。例えば日曜日の午前親友で午後僕という風な感じで・・・当初付き合う条件で今までの生活を失いたくないことは了解してた。彼女から告白されたのですが、付き合う前1ヶ月間の方が話しも弾んでたように感じます。 が、いざ付き合ってみると何故か話が続きません。彼女はおとなしいタイプでおしゃべりではないのでこんなものかなと解釈してました。メールの方が生き生きしてた感じがします。 僕としては過去のジレンマもあり今度はじっくり付き合いたかったので体の関係も求めませんでした。それがいけなかったのか、なんかよく分かりません。 このまま別れてしまった方がお互いにとってよかったのか自信喪失です。女がわからない。お互いいい人見つけようとメール打ったが、なんかふっきれません。本当は、まだ未練があるし弱い自分を見せたくなかったのです。どうしたらいいのでしょうか。よろしくお願いします。 |
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コウスケ |
カウンセラー: 源河はるみ(退会) |
コウスケさん、ご相談くださいましてありがとうございます。 はじめまして、源河です。 わかり合えないまま終わってしまう恋愛・・・ とても辛いですね。 自分のことを、よく理解しようともせずに、置いてきぼりを食らったような、そんな寂しさがこみ上げてきますよね。 さて、コウスケさんはこの経験をどのように捉えるんでしょうか。 「女心って、やっぱりわからない」 「俺って、ダメなやつなんだ」 「なんだってんだー!!」 色々な気持ちが出てくると思います。 でも、そんな気持ちのすべてをこれからの恋愛に活かす方が、コウスケさんにとってのバージョンアップに役立ちますよね。 まず、何が起こっていたのかを見つめてみましょう。 彼女は、親友との付き合いとコウスケさんとの関係の両立に疲れてしまった、とのことですが、こういったことから覗えるのは、“彼女自身も、もう一歩恋愛に踏み込む事ができなかった”ということです。 私たちは、今までの慣れ親しんだ環境から、新しい関係に踏み出す事に、不安を感じる事があります。 「本当にわかり合えるんだろうか?」「うまくやっていくことができるんだろうか?」という風に。 そして、心の中でこの不安が頭をもたげると、どうしても今ある安心できる関係の方に行ってしまうんですね。 だって、その方が楽だからです。 でも、もうひとつ理由があったように思います。 彼女が親友との関係を大切にしたい、と言っていたのは、それぐらい大切に思っていたからだろうし、大切だからこそ「悲しませたくない」という気持ちもあったのかもしれません。 私たちは、自分が幸せになると、誰かが不幸せになってしまう・・・という気持ちを持っていたりします。 兄弟なんかがいると、親からの愛情を平等にもらえるのではなく、分散されて、自分の取り分が100%ではないように感じるように。 自分が100%幸せになってしまうと、必ずそこに敗者が生まれてしまう、という感覚に付きまとわれてしまうんですね。 そして多く「いい子」にしてきて我慢強くなってしまった人は、敗者が生まれないように、自分もその場から動かない事で、幸せを自ら遠ざけてしまう傾向にあるんです。 純粋なやさしさから、こうした気持ちは出てくるんですが、「悲しませない」かわりに、誰も幸せになることもできませんよね。 だって、自分が幸せだと感じていないのに、他の誰をも私たちは幸せにすることはできないからです。 コウスケさんと彼女は、お互いが、この“幸せを感じたい”という気持ちに正直になれずにいたように思います。 彼女の親友を大切に思う気持ちが、わかるからこそ、了解したんですよね。 でも、恋愛がはじまって一番楽しい時期に、最初からそうしてクギをさされると、なんだか「おあずけ」を食らっているような気持ちになりませんでしたか? そこでは、コウスケさんはある意味、我慢をしていたんですよね。 “いい人”になっていたわけです。 この“いい人”、コウスケさんはよくやってしまいませんか? 私たちは誰でも、“いい人”になってしまいます。 それは相手に嫌われたくないからだし、末永くお付き合いしていきたいと思えば思うほどに。 でも、より良い関係を築いていこうとするときには、 この“いい人”が、お互いの間の壁になってしまうんですね。 「何を考えているのか、いまいちよくわからない」「本当に、楽しんでいるのかな?」 コウスケさんが彼女に対して、こう思っていたのかはわかりませんが、彼女の方は「私のこと、あまり好きじゃないのかな?」という風に、受け取っていたのかもしれません。 自分のどんな側面も受け入れてもらえるかどうかは、表現してみないと、わかりません。 「過去のジレンマ」とコウスケさんがおっしゃるのは、もしかしたら表現しようと焦ってしまったことを指しているんじゃないかな、という気がします。 自分の相手を好きな気持ちが先走ってしまうような感じですね。 それを抑えつつ、彼女とお付き合いをしていたので、肝心の気持ちが彼女には見えにくかったのかもしれませんね。 私たちは、誰かのことを好きになると、その気持ちと一緒に、いろんな感情が湧きあがってきます。 それは、ほとんどがネガティブなもの。 それらをぶつけろとは言いませんが、自分がどんなことを感じているのか?をコミュニケーションすることは、とても大切なことです。 それが、たとえ自分の弱みであったとしても。 どんなことも話してくれる相手に対して、私たちは「信頼されているんだなぁ」と感じます。 そして、そういう相手には自然と心を開いていく事ができるものです。 彼女は、自分のしんどい気持ちを打ち明ける事、イコール、関係を終わらせるしかない、と考えていたのかもしれませんね。 でも、そんな彼女の心を支えてあげることで、関係をより深いものにしていくこともできたのかもしれません。 もしかしたら、そうして彼女を支えてあげることが出来る男、としての自信を、コウスケさんは以前の関係ですでに失っていたのではありませんか? そして、そんな自分を知られることに抵抗を感じていたのではないでしょうか。 本当の意味で強い男性になる、というのは、自分自身の弱さをも受け入れる、ということです。 そして、そんな自分を見せても大丈夫なんだ、と、そんな目で、相手を信じる気持ちを持つ事です。 まずは、自分自身のいろんな側面を受け入れていきましょう。 これも自分、こんな自分もいる、という風に。 そうして自分自身を知ることで、コミュニケーションをしていくことが可能になります。 でも、意外と自分が思っている以上に、たくさんの側面を持っているのが私たち。 逆もまたしかり、でコミュニケーションしてはじめて、自分を知ることができます。 ぜひ、カウンセリングなどで、コミュニケーションを通じて、“自分を知る”ということをしてみてくださいね。 お友達なんかとも、色々なお話をするのもとってもいいですよ。 女と男は基本的には、全然別の生き物です。 でも、このコミュニケーションを通じて理解しあうことが出来るんですね。女性を知るには、まず男性としての自分自身を受け入れてみること。 素敵な男性にバージョンアップして、素敵な恋愛を楽しんでください。 応援しています。 |
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