好きな人に近づきたいけれど恐さで近づけない | |
こんにちは。久しぶりで、こちらのHPを訪ねています。 こちらに相談した事がきっかけで、何か次の一歩に繋げられたらと思っています。 私には今、気になる人がいます。 彼は、今まで好きになったタイプとはガラッと違って、私にはまるで光り輝いて見えます(笑) (それまでは、傷ついている人をケアする気持ちで誰かを好きになっていました) その為(好きになってから、かれこれ1年くらい経つのですが)何度もあきらめようと思い、これまでは、なんとかそれができていたのですが、仕事で急接近する事があり、また気持ちが復活してしまいました。 ところが(ここからが相談したい内容です)急接近して、かなり一緒にいる時間が増えて、私の方も、思いっきり自分を変えてでも、この人と一緒にいたいなあ。と、思い始めた矢先から、急に会えなくなる状況が展開されるようになりました。ただ、その前にちょっとした事がありました。 彼とは、一緒に仕事をしているのですが、私は、彼にも、他の人達にも、(すごく恥かしくていたたまれない気持ちが出て来る為)私が彼の事を好きだと知られたくなくて、彼から目をそらす、彼だけ、まるで部屋の中にいないかのように振る舞う、など、本当はそうしたくないのに、そういう行動に出てしまいます。 でも、そうするようになったのは、先に彼の方が、同じような行動(私とは目を合わさない、声をかけようとしても無視する)を取っていたように思えたので、目を合わせて、目をそらされるような事を経験したくない為、私もそういう行動に出るようになったような気もします。 ところが、ある時、彼が、別の人に「私に拒絶されているような気がする」と話しているのを小耳にはさみました。 そこで、その日一日は、極力努力して、彼から目をそらさないようにしました。それが良かったのか、翌日、彼と向き合って話す機会ができたのですが、その時、今まで自分でも気づかなかった感覚が浮上してきて、自分が男の人に対して、いろんな良くない観念を持っている事が如実にわかったのです。 そして、事もあろうに、本人に、自分が思っている事を言ってしまいました。「男の人が怖い」「私の世界に入ってこないで」というような事を言いました。 私の この「怖い」という感覚には、2種類あって、1つは、「(男の人には)力ではかなわない」という感覚と、もう1つは、「観察されて評価され、ダメ刻印を押されて去られてしまう」という怖さです。(でも、彼は違う意味に取ったかもしれません) さらに、彼が毎日のように「痩せたんじゃないか」と言ってくる事に対して「観察されてるみたいでいやだ」と言ってしまいました。 その後、上に書いたように、自分を根こそぎ変えてでも、一緒にいたいな。と思うようになったのですが、そう思うようになってから、実に不思議と、巧妙に、いろんな“事件(?)”が起こって、一緒にいる機会がなくなっていって、今では、ほとんど会えませんし、連絡も取り合わなくなりました。(こちらから連絡を取る事が、好きだとばれてしまうのではないかという事を恐れて、ことさらできなくなってしまったのです) 私は、これまでも、好きな人には、近づかれては、遠ざけ、遠ざけては、あとを追い・・・というような事を繰り返してきました。 実は、こちらの心理学の勉強は長く続けている方で、セミナー等にも多く参加し、おそらく名前を言えば、皆さん ご存知かと思います。 頭では、自分に何が起こっているのか、だいたい理解できるのですが、どうしても拒絶してしまうんです。自分の方が拒絶しているのではないか、という事もわかっているのですが、どうしても、拒絶してしまいます。 『彼を信じなさい』と言われても、おそらく、頭では信じようとしますが、根底では無理のような気がします。『心を開きなさい』と言われても、そうしようと努力はすると思いますが、最後の最後は開けないような気がします。 こういう時って、自分自身に対して、どういう心構えをすれば次の一歩を踏み出す事ができるのでしょうか。 彼との事を思うと、思いっきり無価値感がでてきて、だから今は、どうなりたいとまでは思いません。せめて、前のように会えたら、それでいいなあ。と思うので、せめて、“巧妙な事件”が起こって、一緒に帰れなくなったりするのが防げればいいと思うのです。 長々とごめんなさい。どうぞ よろしくお願いします。 |
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PINK |
カウンセラー: 塩田純子(退会) |
PINKさん、こんにちは。塩田と申します。ご相談ありがとうございます。 PINKさんの、怖いけど何とか一歩でも前に進みたい…、て意気込みを感じます。 PINKさんは、とても素直な方ですね。 自分が感じている怖れのこと、男の人に対してよくない観念をもっていること、怖いながらも、とても素直に見つめていらっしゃると思います。 本当は、自分がこの“怖れ”に上手く向き合えないときに、人との距離がなかなか縮まらないように感じてしまうものなんです。 ちょうどPINKさんがこれまでやっていらっしゃったように、『近づかれては、遠ざけ、遠ざけては、あとを追い…』の堂々めぐりになってしまったりします。 でも、今は、恥ずかしくても勇気を出して彼に意識を向けてみたことで、上手にこの怖れと向き合う準備をされてるな、て思いますよ。 PINKさんのおっしゃるように、好きな人がでてくると、どうしても意識が敏感になってしまいますよね。 敏感になりすぎて、感じていることと、ついつい反対の行動に出てしまったりもしてしまいます。 でも、何がこんなに怖いのか?ていうと、相手に拒絶されることよりも、本当は自分が見られること、自分が‘愛されること’が一番怖いんですね。 人と親密になる、ということは、自分のすべてをさらけだす、自分の悪いところが隠せなくなる、ということでもあります。 だから、自己嫌悪の強い人は、人を好きに感じれるのが嬉しい反面、好きな人がでてくると自分を隠したい!とも思ってしまうんです。 もちろん、自己嫌悪の強い人でもいいところは一杯もってるし、そのままで愛される価値は十分にあるんですよ。でも、好きな人ができると、何故か そこばっかりに意識が集中してしまうんですね。 PINKさんも、今、自分のいいところよりも悪いところばかり気にかかってしまうような感じがしませんか? 『自分を根こそぎ変えてでも、一緒にいたいな。』て思われるのも、ここからきていると思うんです。 ありのままの自分じゃ愛されない…、愛されるために自分を変えなければいけない…、て。 でも、‘自分を変えなければ…’ていう気持ちが強ければ強いほど、彼と距離を近づけることが、益々怖くなってしまうと思うんですね。 完璧になろうとすればするほど、ほんの少しでも自分にアラがあると、すごく目立ってしまうように感じてしまいますよね。だから、ますます自分を 隠したい!近くにこないでー!て(心理的に)蹴飛ばしたくなってしまうんです。 > 私の この「怖い」という感覚には、2種類あって、1つは、「(男の人には)力ではかなわない」という感覚と、もう1つは、「観察されて評価され、ダメ刻印を押されて去られてしまう」という怖さです。(でも、彼は違う意味に取ったかもしれません) PINKさんにとって、昔、誰かに力で押さえつけられた、観察された上ダメ刻印を押された…て経験があるみたいですね。 とても痛い経験だったのではないでしょうか。 きっと、そのときの痛みをずっと心の奥に抱えたままでいらっしゃったと思うんです。 だから、彼は全然別の人なんだ、て頭ではわかっていても、またそうされるんじゃないか…、て怖れをもってしまうと思うんです。 もし、PINKさんが具体的に誰かの顔が思い浮かぶのであれば、その人を許してみよう…、て取り組んでみることも、今の恐れを少なくするひとつの方法ではあります。 > 『彼を信じなさい』と言われても、おそらく、頭では信じようとしますが、根底では無理のような気がします。『心を開きなさい』と言われても、そうしようと努力はすると思いますが、最後の最後は開けないような気がします。 こういう時って、自分自身に対して、どういう心構えをすれば次の一歩を踏み出す事ができるのでしょうか。 そうですね。100%の保証ってないですから、相手を信じるって難しいですよね。 PINKさんにとっては、彼よりも、まず自分自身を信じる、ありのままの自分を受け入れるところからやってみてはどうでしょうか? もちろん、信じられるか?てことではなく、信じてみよう…!て気持ちでいいと思うんですね。 上にも書いたように、PINKさんが今の自分を無理に変えよう…、とされる必要はないと思います。それをしようと思うと、変に意識してしまって、返って素直に彼と向き合えなくなってしまうと思うんですね。 人間ですから、完璧な人っていないですよね。でも、恋愛のいいところは、足りない部分を隠すのではなく、愛し合うことで、お互いに補い合うことで楽になれるところだと思うんです。 だから、無理に自分を変えよう…、無理に頑張ろう…とするよりも、逆に、力を抜く位でちょうどいいと思うんです。こんな自分でもいいかな、弱い自分がいてもいいかな、てまずはそんな自分にOKを出してあげてください。 PINKさんの好きな、あの光輝く彼だって、本当は自己嫌悪の部分たくさんあるんですよ。セミナーにきていらっしゃる方なら尚更です。(笑) 今は、彼はPINKさんにとって完璧かもしれませんが、彼も人間ですか ら、弱い部分、脆い部分ってもっていると思うんです。 だから、彼を完璧な人と扱わないで、一人の人間として見てあげることも大切です。でないと、PINKさんと同じように、彼にも怖れがある部分、彼も自分をケアしてほしいって部分があるのを見落としてしまいますよ。 せっかく彼と距離を縮められる部分を。 PINKさんにとっては、頑張らないこと、自分の弱さを見せることって、何かいけないことのように、ダメなように感じてしまうと思うんです。 何の判断ももたずに身を任せることって、すごく怖いですよね。 でも、こんな恥ずかしさや怖さを、強がらずにただ受け止めてみる、何もいわずにただ感じてみることができれば、PINKさんの女性的な魅力ってどんどん出てくると思いますよ。 > 彼との事を思うと、思いっきり無価値感がでてきて、だから今は、どうなりたいとまでは思いません。せめて、前のように会えたら、それでいいなあ。と思うので、せめて、“巧妙な事件”が起こって、一緒に帰れなくなったりするのが防げればいいと思うのです。 せめて、前のように会えたら…。PINKさんは遠慮深い方ですね。 自分が「好き!」て感じる気持ちまで我慢してしまってませんか? でも、もし本当にほしいものがあるなら、まずはPINKさんの方から「欲しい!」て、心で強く望んでみてください。 口には出さなくても、「好き…」て感じてみてください。 自分から望むことは、とても勇気いることですが、大切なことです。 そして、彼とお話できる機会があれば、その時間を思いきり楽しんでみてくださいね。怖くても、どんなに無価値観がでてきてもOKです。 ただ、彼と一緒にいれることの楽しさを感じてみてください。 頭で難しく考えずに。 応援しています。 |
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