自己否定、自己嫌悪から抜け出せない | |
こんにちは。いつも拝見させていただいてます。
私は昔からの悩みがあって、でも原因はなんとなくわかっているのですが解決方法がわかりません。悩みは自己否定、自己嫌悪です。自分が好きでなくていつもやっぱりだめなんだという自己嫌悪の気持ち、そういうゲームに陥ってしまうのです。 少し心理学を勉強していたので原因まではうっすらとですがわかりました。人間関係がうまくいかなかったり自信がなかったり・・・。その原因はやはり家族からの影響でした。 母親に十分受け入れられていなくてほめられた覚えもあまりないし、あまり甘えた記憶がありません。いつも忙しくてカリカリしてて怒ってばっかりで、冷たい態度をとられることが多かったです。本当に心から私は愛されているという感情は抱いたことはなかったです。姉がいますが姉の方にひいきしてたような気もします。 そういう不安定な環境で育って、今人間関係がうまくいかないです。すごい人の感情に敏感で臆病で。人と距離をおいてしまい自分の殻から抜け出せない状態です。だから友だちも少ないです。しゃべるのさえ面倒くさい時もよくあります。傷つくのを恐れているからでしょうか。 多分親に何か言ったときに冷たくされたりきちんと対応してもらってなく傷ついた過去があるからかもしれません。そんな自分が嫌で、人に好かれるような人になりたいけどできなくてとか自分はこうなりたいけどできなくて自己嫌悪に陥るんです。 たとえば彼氏に対してまさに私は昔の母のように振舞うところがあります。冷たい態度をとったりヒステリックになったりします。汚い言葉をしゃべったり相手の問いかけに無視したり自分の嫌なところばかり見せてしまいコントロールがききません。あとではっとなってそんな醜い自分が嫌でたまりません。 アダルトチルドレンだと自分で自覚しています。そういう幼いときの自分をなぐさめて受け入れて許してあげるというのはわかります。そういうことをしても全く自分の中でよくなっていません。どうしたらなりたい自分になって人間関係をよくできるのかがわかりません。いつも心のなかが渦をまいていて苦しいです。もともと考えすぎる性格なのかもしれませんがそのためにいつも自分で責めてばかりで前に進めません。 どうしたらこの苦しみから抜け出せるのでしょうか?アドバイスお願いします。 |
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ゆりさん |
カウンセラー: 塩田純子(退会) |
ゆりさん、こんにちは。塩田と申します。ご相談ありがとうございます。
ゆりさんは、いろいろ心理学のことを勉強しておられるのですね。何が原因でこういう風になったのか、どんな恐れが今の人間関係を邪魔しているのか、よくわかっていらっしゃると思います。 自分を責めている時って、本当に前に進めなくなってしまいますよね。やっぱり自分はダメなんだ・・・、何か足りない・・・、て。ゆりさんのおっしゃる通り、自分のできないところばかりにフォーカスしてしまって、ますます自己嫌悪に陥ってしまうものです。 長い間ここにいると、本当に苦しいし、やめようと思っても、なかなか自分一人では出来ないものです。でも、鍵は、ゆりさんが“自分一人で”なんとかしよう・・・、としていることなんですよ。ここで本当に大切なのは、一人でなんとかしようとするのではなく、’思いきって人に助けを求める、人の援助を受け取ってみる’、そんな勇気を持つことなんです。自分の方に向いていた視線を、周りの人やものに、ゆりさんの大切な人に向けてあげてみて欲しいんです。 多分、今は、何を考えたとしても、全部自分が悪いんじゃないか・・・、て良い方向をみれない時だと思うんですね。自分に関して見ていくと、どんどんネガティブになってしまいますよね。小さい頃の自分をなぐさめてみても、なかなか許せないように。彼への冷たい自分の対応をみて、どんどん自分に腹が立つように。それは仕方のないことです。 でも、一つだけ見落としていることがありますよ。ゆりさん自身は自分の価値をみれなくても、‘彼が’ゆりさんの価値をみている部分、ゆりさんを信頼してくれてる部分を。 ゆりさんが、どんなにヒステリックになったとしても、たとえ、それに対して彼がよい気分がしなかったとしても、それでも、彼はゆりさんを選び続けてくれますよね。きっと、彼はゆりさんのことがとても好きなんでしょうね。だって、本当にそれが嫌だったら、とっくにお別れしていると思うのです。彼にとっては、それ以上に魅力の方が大きいからだと思うのです。 そして、ゆりさんも、こんな風に自分を思いきり出せることって、なかなかないと思うんですね。普段は人と距離を置いてる、と言ってくださいましたが、何故か、彼の前では自分の殻を破れるみたいですよね。それ位、彼はゆりさんにとって大切な存在なのでしょう。 でも、ここでも、あと一歩遠慮があると思うのです。彼の存在や彼が愛してくれることに対して、本当は嬉しいのだけれど、どこかで“素直に”甘えられないゆりさんがいらっしゃると思うのです。きっと、ゆりさんの中では、「私は彼に何もしてあげてないのに・・・。」て責められてる部分も強いと思うのです。 でも、ここでこそ、‘彼の’気持ちの方を見てあげて欲しいんですね。彼が、ゆりさんの価値をみている部分を。もし、ゆりさんが彼の気持ちを拒み続けたとしたら、今度は彼が男として自信をなくしてしまうと思うんです。 今の、ゆりさんがおっしゃる、コントロールがきかない位ヒステリックになってしまうところ、嫌な自分ばかりを見せてしまうところは、彼に身を任すことができれば、自然になくなっていきますよ。 ゆりさんは、自分は人に与えてあげられるものは何もないから・・・、てどこかで思い込んでいらっしゃいませんか?でも、本当は反対だと思いますよ。ゆりさんは、人に何かをしてあげることって、とても好きだし上手にされると思います。やってみればわかるはずです。 彼に対しても、きっと、してあげれることって沢山あると思うんです。何も特別なことでなくていいんですよ。例えば、彼がしんどい時にその気持ちをわかってあげる、吐き出させてあげる・・・等、それだけでも随分と楽になれるものですよね。こういう部分のサポートは、ゆりさんはとても上手いと思いますよ。 自分一人の中でぐるぐる回っている時は、答えはなかなか出てこないものですよね。でも、こんな時にこそ、勇気を出して、ちょっと意識を外に向けてみてくださいね。 応援しています。 |
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