先日１年ぶりに休暇で日本に帰国した際に、急に祖母が亡くなってしばらく休暇を延ばしました。帰ってみたら普段女の子と遊ばない彼が自分から男友達を誘って仕事でちょっと知り合いになった女の子を誘って遊びに行っていたようなんです。もちろん彼はそのことを私に内緒にしていて、後から友達伝てに知りました。

男友達は、彼女とはレストランで会った後、彼と男友達の２人で帰って夜は一緒にいなかったというのですが、誠実な友人だけどどこまで信じて良いのかわかりません。

私が帰ってきたとき部屋の掃除もし、当日非常に頑張って夕食の準備をしてくれた人がなんでこんなことをしてしまったのかわかりません。彼は今もずっとご飯を一緒にしただけでなんの関係も、好きでもないと言いますが、最初一緒に遊びに行ったのがばれた際ひどいケンカになって「本当はちょっと好き」とか言ったり、その後全く好きじゃないと言ったり、いつもそうなのですが質問するたび言動が変わってしまうのです。（一応何を言っても何の関係もないと言っていることだけは一貫しているのですが・・・）、彼の言うことを信じても大丈夫なのでしょうか？

彼はずっと片親で寄宿舎生活をしていたので、嘘をついたり言動がはっきりしない、ちょっとしたものを勝手に持っていってしまう性格であることを本人も認めています。私はつじつまが通っていないことが非常に嫌なはっきりした性格です。お互い好きな気持ちはあるようですが、私たち２人は合わないのでしょうか？

誠実で真面目な彼が、自分がいない間に、内緒で女の子を誘って遊びに
いっていた・・・、不安になってしまいますよね。ちづるさんが彼の誠実さを信じていた分だけ、余計に不安に感じてしまうのかもしれません。

彼が何故こんなことをしてしまったのか？というよりも、自分に内緒にしていた、自分の知らない彼の一面を他の人に見せていた、ということが、ちづるさんにとっては一番つらいことだったのではないですか？
何か、自分が裏切られたような、すごくちっぽけに扱われたような、そんな寂しさを感じてしまったと思うんです。

『彼の言うことを信じても大丈夫なのでしょうか？』

彼の反応を見てみると、彼はまだ、ちづるさんのことが好きですよね。いくら、他の女の子と遊びにいっていたとしても、本当に嫌いなら、掃除をしたり夕食の準備をしたりはできないと思うんです。
なかなか上手に嘘がつけない彼のようですから、「何の関係もない」というのも多分、真実だと思いますよ。

ケンカになった時に、彼女のことを「好き」といったり「全く好きじゃない」といったり、彼の言動が変化するのは、売り言葉に買い言葉のような感じだと思うんですね。何度言っても自分のことを信じてもらえなくて、疑われ続けると、ついつい面倒くさくなって、肯定してしまうことってありますよね。

「もう、いいわ。」

って投げやりになってしまう、きっとそんな感じたと思うんです。

でも、同時に、ちづるさんと付き合いながらも、どこかよそ見をしたくなってしまう気持ちが彼の中にあったことも、確かだと思うのです。恋愛初期のラブラブモードの時は、よそ見をする余裕ってないですよね。今の関係で十分満足感を感じれるからです。でも、もし、あの誠実な彼がよそ見をしたくなってしまったとしたら・・・、何か、今の関係に物足りなく、寂しく感じていた部分があったと思うんです。

もちろん、ちづるさんだけが悪いということではないんですよ。だって、ちづるさんも何処かで感じていませんでしたか？　以前のように、気楽に、ただ純粋にお付き合いが楽しめなくなっているような自分を。

お付き合いが続いてくると、こういうことはよく起こるんですね。初めは、ただ一緒にいるだけで、顔を合わすだけで楽しい！て感じていても、何年も（何ヵ月も？）同じことが続くとやっぱり慣れてしまうんですよね。当たり前になって、情熱がなくなってしまったように感じてしまいます。でも、これは、二人の関係が同じところで止まってしまっているから、そう感じてしまうんですね。二人の付き合いの仕方や関係性に変化をつけていけば、また同じ人と同じような情熱を取り戻すこともできるのです。

ちづるさんは、普段、どれ位“自分から”愛情表現されてますか？　自分の素直な気持ちを彼に伝えること、苦手ではありませんか？　本当は、彼に頼ったり、彼に甘えたり、完全に彼に身を任せてしまうことを、とても怖がっておられるような感じがするのです。それが怖いときに、“きちんと”物事をしておきたい！自分で把握しておきたい！て思ってしまうものです。

でも、今回のことで、ちづるさんが彼のことがどんなに好きか、どんなに彼を頼っていたか、きっと感じられたと思うんです。もし、これが本当の浮気だったら・・・？　きっと、今の不安どころじゃないと思うんですね。でも、これだけのことで取り乱す、ちづるさんがいるんですよね。本当にどうでもいい人だったら、ここまで不安に感じることはないと思うのです。それ位、ちづるさんは彼を大切に感じておられるのではないかな、て思います。

意図してやったことでないにしろ、彼は嬉しかったと思いますよ。ちづるさんが自分を愛してくれていることを感じられて。彼も寂しかったんですよね。

『 お互い好きな気持ちはあるようですが、私たち２人は合わないのでしょうか？』

合わないのではなくて、気持ちを上手く伝えきれていないところから、お互いに誤解が生じていると思うんです。何よりも、自分が好きと感じる、その気持ちを大切にしてください。

もし、ちづるさんが新たに自分の気持ちに気付かれたなら、ちづるさんの方から自分の「好き」て気持ちを伝えてみませんか？

はっきりしないもの、自分と違うものに身を任せるのは、とてもとても怖いです。でも、この違いが情熱をつくってくれるものでもあるんですよ。勇気を出して心を開いたときに愛されると、本当に幸せを感じれます。

ちづるさんなら、きっとできます。十分に愛されてくださいね。