身内のしたいことを快く応援できるには? | |
私のできない事をしようとする身内を否定してしまいます。 結婚する前は、父が浮気したり、アル中だった事がすごくいやでした。 なぜ家族から逃げようとするんだろう?って。 母や、姉が父とぶつかり合う事がいやでした。 いくら言ってもわからない人に話して腹を立てるのはばかばかしい。 そして私は家族に勝手にすればいいじゃん・・・・・って態度で接してきましたが心のなかはいつも不安と戦っていました。 それに比べればましですが、夫が今度転職しようとしています。 子供のときからの夢だった長距離トラックの運転手になりたいと言い出しました。 そして私の反対を押し切って実際に大型の免許を受験しに行きました。 まだ受かった訳ではなく、後4~5回行けば、習得できると言っていますが。 労働が苛酷だから、とか、家族との時間がもてなくなってしまうんじゃないか?とか、あれこれ理由をつけてやめさせようとするんですが、却下されてしまいます。 私自身なぜこんなにして欲しくないのかわかりません。 単に、自分が出来そうもない事に手を出そうとする人間が理解できない、に尽きる様な気がします。 夫はツーリングも好きなのですが行って欲しくありません。 はじめての人と、すぐ友達になって輪を広げていくのもイヤです。 束縛とか、焼餅ではなく、漠然と不安に駆られてくるんです。 そんな事してなにが楽しいの?うまくいかないに決まってる、みたいに。 でも夫はそれが楽しく実行できる人だと思います・・・・。 夫との新しい生活まで開き直り、いつまでも悶々と苦しみたくありません。これが全くの他人であれば、夢に向かって頑張って!いいなぁ、いろんな趣味があって、羨ましい、って本気で思えるんですが。 どうしたら身内のしたいことを、快く応援できるのでしょう? |
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ぴっぴさん 34歳 女性 |
カウンセラー: 塩田純子(退会) |
ぴっぴさん、はじめまして。塩田です。ご相談ありがとうございます。 ご主人のされること否定しながらも、どこかで快く応援したい!ておっしゃるぴっぴさんの気持ちを聞いて、とても嬉しく思いました。ご主人を大切に思っておられるのですね。 本当はこうしたいんだけれど、何故か気持ちがついていかない。こんなことはよくあります。 「でも、それでも本当はこうしたいと思っているのに……。」 この気持ってとても大切なんですよ。 本当はこの部分でご主人に甘えられたら、ぴっぴさんももっと楽だと思うのです。 ぴっぴさんは、普段からご主人に甘えるのは苦手ではありませんか? ご主人だけではないかもしれませんね。 いつも、すべてを一人で抱えこんで、言いたいことの半分も口にださずに胸の内にしまっておかれるのではないでしょうか? 結婚する前、家族の前で言いたいことを抑えて、一人でその不安と戦ってきたように。 『いくら言ってもわからない人に話して腹を立てるのはばかばかしい。そして私は家族に勝手にすればいいじゃん・・・・・って態度で接してきましたが』 ぴっぴさんにとっては、目を伏せなければいけない位、つらいことだったと思います。一杯心の中で泣いてこられましたね。 でもね、勝手にすればいいじゃん…、といいながらも、ぴっぴさん自身も、自分のしたいこと、ずっと我慢されてきたのではないですか? きっと、ご家族の喧嘩があった時から、「欲しいものなんか求めない!求めても傷つくだけだから…。」て、心の奥で強く誓ってこられたと思うんです。 だから、今、ご主人が無邪気に欲しいものを追い求める姿をみて、『うまくいかないに決まってる。』てすごく不安になってしまうと思うんです。怖いんですよね。 ぴっぴさんにとっては“何かを求める”ということ事体がすごい怖れになっていると思うんです。 でもね、今は、この部分でご主人との距離を縮められるいいチャンスだと思いますよ。 ぴっぴさんが怖がっている部分、それをご主人に伝えてみてください。勇気を出して。 ぴっぴさんが彼に本当にいいたいのは、「イヤだからやめて。」ではなくて、「助けてほしい。」この一言ではありませんか? ぴっぴさんが子供の頃からずっと抱えてきた不安を一人で処理しようとするのではなく、ご主人にまかせてみましょうよ。夫婦なんですから。 この不安を一人でぬけるのはとても重すぎます。 ぴっぴさんを選んでくれたご主人ですから、ぴっぴさんが選んだご主人なんですから、信頼してみてくれませんか? ぴっぴさんも、本当は、好きな趣味を持ったり、沢山の人と友達になったり、したかったことのひとつだったと思うんです。 でも、ずっとこの気持を抑えてきましたよね。 「手に入るはずがない」て。 一人では、確かにこれを手に入れるのは難しいです。 でも、こんな風に、したいことに向かっていくご主人の助けがあれば、きっとぴっぴさんも一緒にいろんな楽しみを手にしていくことができると思うんです。 だって、こんなに冒険好きなご主人を選ばれてるのですから。ぴっぴさんも楽しいことは嫌いではないと思いますよ。 そして、ご主人に聞いてみてください。 「どうして私を選んでくれたの?」て。 ぴっぴさんが彼に助けてもらう部分もあれば、彼がぴっぴさんに助けてもらってる部分もあると思うんです。 そのことを忘れていませんか? 彼がぴっぴさんを必要としていること。ぴっぴさんの価値をみていること。 きっと、ぴっぴさんが彼に助けを求めることで、彼もぴっぴさんにもっと心の内をみせやすくなると思います。 遠慮しないで、ご主人に思いきり甘えてみてください。 もう一人ではないんですよ。 |
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