相手の目を見るとプレッシャーを感じて話せない | |
私は、人の目を見て話すと、緊張してしまって上手く話すことができません。その症状が出始めたのは、4年くらい前からです。 それまでは、誰とでも話せる、いわゆるしゃべりやすい人でした。しかし、いつからか相手の目を見ると、プレッシャーを感じるようになっていました。 今はそれがつらくてしょうがありません。何か改善策はないでしょうか?よろしくお願いします。 |
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さいとうさん 21歳 男性 |
カウンセラー: 源河はるみ |
こんにちは、さいとうさん。 ご相談ありがとうございます。源河と申します。 人の目を見て話すのが辛い、ということですが、さいとうさんの場合は、”自分の中の男らしさ”に関係があるようです。 自分自身に自信がない・・・と感じてはいませんか? なにもムキムキマッチョで、頼もしい”男らしさ”というわけではないんです。 スマートでハンサム、というものでもありません。 それは言い換えると、さいとうさんの『自分らしさ』の部分です。 誰とでも気軽に話せる人だったのに、4年前から気になりだした、というところから、年齢から見てみても、ちょうど、異性を敏感に意識しだす頃ですよね。 私たちは、”人の目に見られる”ということが、この頃からとっても感じやすくなるんです。 それまでは、ただ「自分」が「相手」を”見て”話していたと思うんですね。 でも、ちょうど子供から大人へ移行しだすこの時期は、それが反転しやすくなるんです。 「自分」が「相手」に”見られている”と感じ出します。 これは、自分自身というものが確立されるために、「一体、自分はまわりからどう見られているんだろう?」ということを意識しだすからで、客観的に自分のことを意識していくためには、避けては通れないんですが、 この”どう見られているんだろう?”という部分が、とても気になって、ず~っと尾を引いてしまっている状態なんですね。 さて、この状態をどうすればプレッシャーに感じなくて済むのか? 実は、”見られている”と感じてしまうのは、自分の心の目も、『自分を見ている』時なんです。 そして、その自分の中のあまり見られたくないところを、「見られているんじゃないか?」「アラを探されて、悪いところがバレちゃうんじゃないか?」と感じてしまって、プレッシャーに感じてしまうんです。 もしくは、”見られている”ように振舞わなければならない、と、自分の自由な気持ちを制限されるように感じるとき、人の視線が辛く感じてしまいます。 でも、たとえ誰かがさいとうさんを見たからといって、何かを勘ぐろうとしているわけではありませんよね。 「見ているように振舞わないと、嫌い!」と思っているわけでもありません。 自分のあまり自信のない部分を”見ている”のは、他の誰でもない「自分」だということに気付いてください。 その自分に向いている、心の目を話す「相手」に向けてみましょう。 「この人は、どんな人なのかな?」 「この会話で、どんなことを伝えたいんだろう?」 など、その人の目から感じられることを、『見よう』という意欲を持ってみてください。 ”目は口ほどにものを言う”といわれますが、人の目は、その人の気持ちや感情が最も表れやすいところです。 その人の気持ちに、興味を持って話してみてください。 そこで相手の気持ちを理解することができた度合いだけ、さいとうさんは、自信を持つ事ができるんですね。 だって、その人の気持ちの理解の仕方や、受け取り方は、さいとうさん独自のものだし、さいとうさんの心の中にあるやさしさから生まれるものだからです。 「俺のこと、どう思う?」より、「君って素敵だね」って言えるほうが、男らしいと思いませんか? これは極端な例かもしれませんが、そうして、さいとうさんらしい感じ方を表現していくことが、そのプレッシャーから開放される最も有効な方法です。 よ~く、相手の目を見てみましょう。 自信を持ってくださいね。 |
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