妻に気持ちが戻らない | |
HP・メルマガいつも楽しみにしてます。結婚してそろそろ7年、子供は4歳です。さんざん悩んだ末今回相談したのは妻以外の女性と親しくなってしまったからです。 結婚直後から妻には精神的に支えてもらっている実感がありませんでした。 私が仕事のことで落ち込んでいたり、弱気になっていても厳しい言葉を言われるばかりでした。ちなみに妻の妊娠後はセックスレスでした(拒否され続けました)。 また、妻とその肉親との間に入り込めない感じがしましたし、友人関係より家庭を大事にするよういつも言われました。 そんなわけで子供が手がかからなくなると仕事帰りは妻にばれない範囲での(わかると怒られるので)寄り道(一人で)が習慣になりました。 3ヶ月ほど前、仕事で特別に骨を折ってくれた部下の女性(年上)とゆっくり話す機会がありました。 その時私の考えていることをそのまま受け入れてもらい、気持ちがとても楽になりました。 彼女には女性としても惹かれ、このままでは危ないと思ったので、私は妻とも同じような関係を作って後戻りしようと考え、数日後、参考としてこの時の体験について妻に話しました(隠し事も嫌だったので)。 妻はそれを聞いて最初とても感情的になりましたが、最終的に自分を変えることを約束しました。 しかしその後その女性との関係は進行し、2ヶ月ちょっとで本格的な恋愛関係になってしまいました(決定的な性的関係はありません)。 妻とはその間結局こころのつながりを持つことができませんでした。 隠しているのが心苦しかったので数日して、もう気持ちが他の女性に行ってしまっていることを妻に伝えると興奮して離婚を言い渡されましたが、二日後復縁を求めてきました。 ただその後も妻の発言や態度は揺れ、口論も多くなり、両家の肉親を含めて互いに信頼できなくなったので、冷静になるために当面別々に暮らすことにしました。 とっても意外でしたが、妻はとにかく復縁を希望しています。 しかし執着されるとかえって気分的には負担ですし、復縁しても死ぬまで今回のことを言われそうです。 これまでなかった妻の精神的な支えについては「それは後から考えた理屈で、本当は単なる浮気だ」と主張されるばかりですし、何より心が完全に離れてしまっています。 他方、今回親しくなった女性からは私がいまだに妻の感情を尊重していることにあきれられましたが、それでも「気持ちが私に来てしまったのは奥さんが支えていなかった証拠。奥さんと生活を続けても苦しいだけ。私は何年でも待つ」と言います。 彼女はもうすぐ転勤ですが、職場の同僚たちに私との関係を打ち明け始めているそうです。 私としては短期間であっても私が妻に与えた心の傷の方が妻が私に与えた傷よりも深いと思いますので、そこからは逃げず、誠心誠意償うつもりです。 また、子供も一生支えていくつもりです。妻にはこれまでの年月のいろいろなことに感謝していますし、彼女が今後傷を癒していくことにも協力したいです。 しかしどんなに求められてももう心が妻に向かないのです。 これまでの私は典型的な無価値感の強い人間で、社会や人に求められることばかりやってきました。他人の顔色を窺う人生だったと思います。 妻とも求められて結婚しました。今はどっちに転んでも誰かを傷つける状況ですし、自分の希望が全てかなうこともありません。 それだったら自分が選び取った道を最後まで貫きたいと思っています。 それでも人を傷つけ、憎まれるのはつらいです。形だけの家庭の子供はかえって不幸だと思いますが、子供のことを言われるとやはり心が痛みます。 また、「自分は中立の立場だ」と言いながら実は違っていた人もいて他人を信じられなくなりました。 妻やその肉親から大きな声で非難されると反論できなくなり、「結局自分はやりたいことができない運命なのだ」という気持ちが出てきて、苦しくなります。 それに今回親しくなった女性とは完全に決着がつくまでたまに電話連絡するだけにしましたが、何度も言葉で心が変わらないことを誓ってくれてもどうも疑う心が出てきます。 実際に会っていたときは疑うことなどなかったのですが。 私のやっていることは社会的に認められない身勝手だということはわかっています。 だから安らかな心が得られないのは当然だと妻には言われます。でも本当にそうなのでしょうか。 このままでは結果がどうあれ問題が解決する前に自分が壊れそうです・・・。 |
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AKIさん 33歳 男性 |
カウンセラー: 中原謙一(退会) |
AKIさん初めまして、私は中原謙一といいます。よろしくお願いします。 さて、今回のお悩みですが、簡単にいってしまえば、AKIさんにとって、奥さんともう一人の女性をたして2で割ったような人を、今望んでいることになります。 これはAKIさんにある欲求や要求、いわゆる「ニーズ」というものが関係しています。 ここでは、奥さんに満たして欲しかった「ニーズ」が満たされなかったので、別の女性で「ニーズ」を満たそうとしていると感じられます。 で、AKIさん自身は「浮気は悪いことだ」とわかっていることから、決定的な性的関係にまで進んでしまったらどうしようと恐れています。 でも、ここで「決定的な性的関係」を恐がれば恐がるほど、そちらの方向に流されていきます。 そこで、ここではAKIさん自身のことを見ていきましょう。 AKIさんは奥さんに何を望んでいたのでしょうか? 本当は奥さんにどうして欲しかったのでしょうか? 私が感じるかぎりでは、AKIさんが奥さんにしてもらいたかったこと、それは「心のつながり」ではないかと感じます。 簡単にいえば、コミュニケーション不足ですね。 で、セックスを拒否されたことがある種の引き金になって、「妻からはもうもらえない」と思ってしまったのではないでしょうか? AKIさんが彼女のことを話したとき、おそらくその時は一時的にですが奥さんとの「繋がり」を感じたと思います。 でも、AKIさんは以前のように「繋がり」がもてないと思い込んでいますから、その後の AKIさんの行動は「復讐」へと変わります。 これは文章に書かれてあるところから読み取ることが出来ます。 AKIさんは自分を追いつめて、自分を傷つけることによって、奥さんや家族に「俺をここまで追いつめたのはおまえ達だ」と見せつけようとしています。 今のままでは間違いなく、家庭が崩壊するか AKIさん自身が壊れるでしょう。 ここで提案です。まず、AKIさん自身がいろんなことに対して「怒っている」ことに気がついて下さい。 奥さんに対して、家族に対して、そして、自分に対して・・・。 そして、自分の本当の気持ち、奥さんにどうして欲しいのか、何が欲しいのか、話し合って下さい。 もしそれが出来なければ、もっと奥さんとコミュニケーションを取って下さい。 私からの提案はこれだけです。 AKIさんの人生が少しでも幸せになるために、少しでもお役に立てると幸いです。どうもありがとうございました。 |
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