中野です。海良さん、ご相談ありがとうございます。

海良さんの心は今、彼女から「嫌われているかも」と恐れでいっぱいになっています。そうすると、彼女からの態度やメールの内容に関してちょっと否定的に感じられてくるんですね。

恐れというのは自分の防衛なんですね。海良さんの場合、これ以上彼女のことを好きになってしまったら、嫌われてしまった時、もっと傷ついてしまう、という恐れなんです。
だから、どんどん自分の殻に閉じこもるようになります。心の殻です。

そして、自分の恐れの為に彼女を使ってしまっているから、ますます彼女との関わりが恐いものになってしまうんです。常に彼女を意識した自分が出てきます。どう見られているのか、とかどう思われるだろう、とか。
海良さんの気持ちは、「彼女に対応する自分」になってしまっています。
そうなると、海良さんの本当のよさが消えてしまっているのではないでしょうか。

本当の海良さんというのは、正直な方だと思うんですね。
でもその部分が何処かに行ってしまって、おどおどした感じが彼女に伝わってしまっているのかもしれません。

そうなると、彼女の心理状態では、海良さんが自分に好意を持ってくれている、と感じたとしても、「恋愛に奥手」だという彼女からは何も言えなくなります。 いくら「物事をはっきりするタイプ」だとしても、恋愛に関しては誰でも恐いものですよね。

彼女自身、どうしたらいいのかわからないのではないでしょうか？
彼女から、「私のことを好きなの？」なんて聞けませんし、逆にそれをしたら彼女自身が自分を傲慢な女、と感じてしまうかもしれません。
どちらにも進むことが出来ない、中途半端な感情が彼女にもあるように感じます。彼女自身もそこで恐れを感じているんでしょう。

そこでは海良さんが先に前に進むことが必要ではないでしょうか。
この状態のまま、彼女と接して行くのか、それとも気持ちを一度伝えてみるのか。
どちらがいいのかはもうわかってくれますね。
それをして、初めて彼女との距離を埋める事も出来るんです。

まずは、海良さんの恐れを超えて行くこと。彼女の気持ちよりも自分は彼女が好きだ、という気持ちを大事にしてください。 先を考えるよりも、今、を大切にして下さいね。
そこからが海良さんのスタート地点です。