父親と恋愛の関係について知りたい | |
私が相談したいことは、父親と、自分の恋愛のことです。
私の父は私が7歳の時に大きい事故にあいました。一番一緒にいて欲しかった時に、離れて過ごすことになり、数ヶ月後退院した後も情緒不安定という後遺症を伴っていて、今現在も毎日薬を飲んでいる状況です。 その時から、いつも父親の顔色をうかがうようになってしまい、無意識的に”怖い”という思いが今なお、あります。無意識的に父親から逃げてしまうんです。 コミュニケーションもお互い取りずらいというか父親も事故以来、愛情表現の仕方がわからなくなってしまったようです。 友達の家族団欒を見て、コンプレックスを感じたことなんて何度あったかわかりません。 この事情を踏まえての恋愛相談なんですが、彼氏への感情がうまく続かないんです。 ある時点で盛り上がっても翌日には”本当に好きなのかな?”と思ってて、また数日後には”声が聞きたい”周期的にこれを繰り返してしまうんです。 どの恋愛においてもこのパターンで、以前テレビで見たのですが、日記をつけてみて3日後感情がマイナスに変化するようならば、これは父親の愛情に飢えを感じた人がはまるパターンであるということを知りました。 以前から自分の父親に対するコンプレックスと、恋愛における問題について悩んでいたのですが、思いきって相談してみることにしました。 もし、何かアドバイスがあれば、どんな小さなことでもいいのでよろしくお願いします。 |
|
ゆいさん 21歳 女性 |
カウンセラー: 原裕輝 |
はじめましてゆいさん、原といいます。ご相談いただきありがとうございます。
ゆいさんが『父親に対するコンプレックスと恋愛における問題について、悩んでいたのですが・・』と、おしゃられる通り、女性の恋愛の場合、お父さんとの関係が恋愛のパターンに非常に関係があります。 詳しくいうと、お父さんとお母さんとゆいさんとの三角関係で幼い頃学んできたパターンが、大人になってからの恋愛パターンにでてきます。(エレクトラコンプレックスといいます) 逆に僕のように男性の場合では「エディプスコンプレックス」といいます。 僕の経験を通して、コンプレックスの説明をさせて頂きます。 僕も、ゆいさんと同じように2~8歳のお父さんが入退院を繰り返してたので、ゆいさんがおっしゃる、一番一緒にいて欲しかった時に離れてくらしてました。これは小さい子供にとってさみしいですね。 お父さんが入院するとなれば、付き添いに、お母さんもとまりっきりで1ヶ月、2ヶ月付き添いに行くわけです。 そして、僕はよその家に預けられる生活をしていました。 2歳の僕としては、お父さんが病気で大変と頭でわかっていても、お母さんが付き添いでいなくなるのは感情的にすごくさみしいんです。 僕も寂しくて一緒にいてほしいのに、お父さんと一緒にいることを選んだ、ということで僕よりお父さんのほうが大切なんだ・・・という無価値感を感じてしまいます。 同時に、一緒にいて欲しいという強いニーズ(欲求)も満たされないまま、心のなかでモンモンと残っていきます。 そして、よその家にに預けられるときには、無価値感があるのでもう迎えにきてくれないんじゃないか、捨てられるんじゃないかと感じていました。 頭で考えたら、そんなはずはないのですが感じてしまうんですね。 この感じたことをチェックして次の僕の大人になってからの恋愛にでてくるパターンを読んで頂きたいと思います。 大人になった僕の恋愛にでてくるパターンなんですが、彼女に常に一緒にいてほしいという気持ちが強いニーズとなってでてくるんです。 でも、彼女も仕事があったり、友達との付き合いがあったり、一緒にいれない時というのは、多々でてきます。 頭で考えるとごく普通のことだし、一緒にいれなくても仕方がないことですよね。 でも、僕の心の中で感じる不満はこういうのがでてきます。 「僕よりも、友達のほうが大事なんや・・。僕のこと全然大切に思ってくれへん~。僕のことが好きじゃないんだ・・・・・」 僕よりも友達を選んだ・・・そんな僕は好かれてないんだ・・魅力ないのかな~と無価値感がでてきたり、魅力が無い僕は嫌われて振られてしまうんじゃないかという恐れがなぜか出てしまうんです。 この2つの話を比べて同じ感情のパターンがでてきてると思いませんか? 恋愛にでてくるパターンっていうのは、幼いころ両親との間に感じた、感情の誤解に関係してくるんですね。 逆にいうと、この感情の誤解をといてあげれば、大人になった今の恋愛にでてくる感情の誤解もなくなるわけです。 もし、今の恋愛になぜか上手くいかないというのがあれば、幼いころ感じた、感情というのをみていくことが上手くいく早道になると思います。 ゆいさんはお父さんに怖いという感情を感じるというのことだったので、 この怖いというのは、いつ頃から感じているんだろうか? 怖いと感じ始めたとき、なんで怖いと思ったんだろうか? というのをみていくのが鍵になると思います。 彼氏にたいしての感情がうまく続かないということですから、感情がプラスの時はどんなことを感じてプラスになっているんだろうか? マイナスの時はどんなことを感じてマイナスになっているんだろうか? を感じてみてください。 この彼氏との間に感じる感情は、同じような感情をお父さんに感じていたと思われます。 お父さんに対してのあきらめだとか、逆にお父さんから愛されているのだろうか?という疑いだとか、お父さんのとの間に感じた感情を見ていくと、本当は愛されていたんだ~とか、あの時はしかたがなかったんだ~など誤解していた感情がでてくると思います。 どんなこと感じていたのだろうか?という感情を見ていくことにチャレンジしてみてください。 この感情をみていくというのは、普段の生活では感情を見ていくという作業をしていないので、一人ではわからなくなったり、見にくい時もあります。そういう時は電話カウンセリング、メールカウンセリングなどでサポートさせてもらいますのでご連絡ください。 家族団欒にコンプレックスを感じるということは、どんな家族を持ちたい、あんな家族が欲しいということを一番感じたり、考えたりしてきたと思います。 その分だけ ゆいさんには家族ということに関しての才能があると思います。もちろん、家族のもとになるパートナーとの恋愛関係にも才能があると思います。 才能の花を咲かす為にもぜひ、感情を見ていくことに チャレンジしてください。 いい恋愛をしてくださいね。 |
□現在、こちらのサイトでは、ご相談は受付けておりません。
□当スクールのカウンセラー養成コースで学んだカウンセラーのサイト(カウンセリングサービス)にも無料相談コーナーがございますので、そちらもご覧ください。
□カウンセリングサービスでは、毎月1日・15日の9:00-21:00にご相談を受付けております。
(1/1と8/15はお休みです) ご希望の方は、無料相談コーナーをご覧ください。