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話し下手っていうのもあるんでしょうけれど、愚痴が言えないんです。
誰だって他人の愚痴を聞くのは嫌だろうから、こんなこと言ったら嫌われてしまうだろうな、とか、重く思われちゃうだろうな、って先に考えちゃって結局いつも解決できないまま、溜め込んでしまうんです。
付き合っている彼がいてもいつも聞き役ばかりで、それでいて私の話しは聞いてくれないで。 不満が爆発して最期はいつもTHE END、後には恨みつらみが残ります。 それとも聞き役にまわるのは女性の役目なんでしょうか? いい大人なんだから、といつも自分を抑えてばかりいて、でも頭ではわかっていても心がついていかないんです。 こんな自分をいつまで続けているんだろう、と我ながら嫌になってしまいます。 どうしたら、もっとおおらかに毎日過ごしていけるのでしょう。 |
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わたなべさん 33歳 女性 |
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はじめまして。担当させていただく「いおり」です。よろしくお願いします。
愚痴が言えなくて、溜めこんじゃって、、、確かに、辛いですよね。 いろいろと「大人なんだから」という呪文で封印してきたんだけれども、心がついていかなくなってきた、ということは、それもいよいよ限界に来たんじゃないでしょうか。 > 話し下手っていうのもあるんでしょうけれど、愚痴が言えないんです。誰だって他人の愚痴を聞くのは嫌だろうから、こんなこと言ったら嫌われてしまうだろうな、とか、重く思われちゃうだろうな、って先に考えちゃって結局いつも解決できないまま、溜め込んでしまうんです。 人のことをすごく気遣ってますよね。 みんなのことをすごく大事にしてるわたなべさんがいるみたいですね。 さて、「誰だって他人の愚痴を聞くのは嫌だろうから」というフレーズがカギになると思うんですが、、、 誰だって? 愚痴を聞くのは嫌? 少なくとも、カウンセラーという人種には当てはまらないような気がします。(笑) でもおそらく、わたなべさんにとっては真実なんですね。わたなべさんは愚痴を聞くのが嫌なんだろうと思います。 なぜ嫌なんでしょうか? ぼくも愚痴が嫌だった時期があります。 「ウダウダ言ってるヒマがあったら何か実行しろよー」みたいに感じていた時期もありました。 ぼくの場合は、「愚痴」は「弱さ」とか「いいわけ」のシンボルになっていたようです。自分の中の弱さを嫌っていた分、愚痴も嫌うわけです。 すると、自分の中では愚痴を言うことはタブーになってくるわけです。 自分は弱い、って認めるようなもんですからね。 自分の弱さを認められないぼくは「愚痴を言うなんて、もってのほか!」と禁止するんです。 ここまで来ると、心理学のある法則が当てはまっちゃうんです。 「自分に禁止していることを他人がすると怒っちゃう」という法則です。 自分にとって愚痴を言うことを禁止している分だけ、他の人が愚痴を言うと怒りを感じるんです。これはしんどかったですよ。。。 じゃあ、どうしたかと言いいますと、、、自分の中の弱さを受け入れることにしました。 「まあ、愚痴の1つも言いたくなるときもあるさ」くらいに構えるようになりました。大人といえども所詮、人間です。完璧ではないし、落ち込むときも失敗するときもあるんです。 こんなふうに考えるようにして、自分の中の禁止を解放したんです。 このとき、法則があてはまらなくなって、他の人の愚痴にもOKを出せるようになりました。 、、、とまあ、長々と自分の経験をお話ししちゃいましたね。(笑) さて、わたなべさんの場合ですが、おそらく、、、誰かがわたなべさんに愚痴を言って、「ヤダなー」って思っちゃったみたいですね。 自分が嫌なんだから、他の人もきっといやがるに違いない!って思いこんでいるようです。 だから、わたなべさんの中で愚痴を言うことがタブーになってくるわけです。。。 あとはぼくと同じ流れになりそうですね。「自分に禁止していることを他人がすると怒っちゃう」という法則が当てはまって、とってもしんどいわけです。 わたなべさんがここを抜けるコツは 「まあ、愚痴の1つも言いたくなるときもあるさ」と他の人の愚痴を認めてあげることですね。 自分が愚痴を認めてあげる分だけ、自分も楽に愚痴が言えるようになりますよ。 > 付き合っている彼がいてもいつも聞き役ばかりで、それでいて私の話しは聞いてくれないで。不満が爆発して最期はいつもTHE END、後には恨みつらみが残ります。それとも聞き役にまわるのは女性の役目なんでしょうか? これは上で出てきた法則がばっちり当てはまったパターンですね。 自分が禁止していることを彼がやってたんですね。だから、わたなべさんの中で怒りがたまってくるんです。 それをいっぱいいっぱい我慢してきたけど、限界に来たとき、不満が爆発してしまったんですね。 さて、わたなべさんが彼と上手くやっていこうと思えば、、、 1:わたなべさんの前で、彼は一切の愚痴を言わない 2:彼が愚痴を言ってもOKだし、わたなべさんも言ってもOK この2通りくらいしかないと思うんですが、どちらを選びますか? 1、ではお互い疲れちゃいますよね。。。あまりお薦めしません。 2、を選ぼうと思えば、、、わたなべさんの中で愚痴を言うことを禁止するんじゃなくて、OKを出すこと求められますね。 > いい大人なんだから、といつも自分を抑えてばかりいて、でも頭ではわかっていても心がついていかないんです。こんな自分をいつまで続けているんだろう、と我ながら嫌になってしまいます。どうしたら、もっとおおらかに毎日過ごしていけるのでしょう。 大人といえども我慢できないことってあると思います。それを少しずつでも解放されてはどうでしょうか。 例えば、感情を感じたときにそれを認めてあげる。 怒りを感じているときに「あ、私怒ってる、、、」という感じですね。それだけでOKです。 これまでは、この感情すら抑えてきたのではないですか? それと、怒りを感じたからといって、それを行動に移すかどうかはまた別です。怒ってる、、、けど、今日は許してあげよう、という選択肢もあります。 カラオケで発散しよう、、、という選択肢もありますね。怒ってるからといって、すぐそれを相手にぶつけなくてもいいんですよ。 いろいろと書かせていただきましたが、お役に立てれば幸いです。 いつでもお待ちしてますので、またぼくたちを使ってください。 ありがとうございました。 |
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