皆が賢く思えて自信がなくなる・・ | |
初めて相談します。皆がすごく賢く思えて、それで自分とくらべてしまい、自己嫌悪に陥ってしまいます。
私の回りは大学卒とかが多く、自分は高校卒だけですのでこの事が原因なのかな?と思ってしまいます。 私は田舎育ちで、大阪に来て10年になります。本当は保母さんになりたくて、その為の大学に行きたかったのですが、大学などに行くのはお金がかかるし、実家はそれほど裕福ではなかったのであきらめざるおえませんでした。 今思っても仕方がないのですが、どうしても後悔してしまい、自分が「バカだ」という思いがあるから、それが自信のなさに繋がっているとはわかるんですが、堂堂巡りでどうしようもありません。 どうしたら自信が持てるんでしょうか? ここから抜け出すには、私にあと何が必要なんでしょうか・・? |
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つばきさん 28歳 女性 |
カウンセラー: 根本裕幸(退会) |
相談ありがとう。根本といいます。 僕たちの中には誰にも「あきらめ」というのがありますよね。「仕方が無いと思ってあきらめよう」という奴です。 この『仕方がない』というのがポイントで、僕たちが何かを諦めるときの決り文句になっていますよね。大阪弁では「しゃーない」といいいますが。 「彼に会いたいけど、忙しいんだから仕方がない」 「あのコートを買いたいんだけど、お金がないから仕方ない」 「やりたいことが特にないなら、今の仕事で仕方ないな」 などなど。これは遠く、僕たちがまだ小さい頃に両親に「あれ買って~」とか「あれ食べたい!」ってねだったときに「だめよ」と拒絶されたことが根っこにあるみたいです。 子供たちにとって親は絶対な存在ですから、親が「だめよ」って言ったときに、それを受け容れざるをえませんよね。 そうすると「欲しい!」って気持ちをなんとか押さえ込まなきゃいけないと思ってしまうんです。 これが「我慢」とか「抑圧」の始まりです。 そして、それが「お母さんがダメって言ってるんだから仕方ない」という決まり台詞を作るわけです。 子供たちは欲しいものがたくさんありますから、その分拒絶される回数も増え、自然と抑圧する回数も多くなります。 小さい頃に自分の欲しいものを何でも手に入れられた!って人はなかなかいませんよね。 僕も結構与えられたクチなんですが、それでも我慢した回数のほうが多いような気がしています。 そうすると欲しいものに対して素直に「欲しい」って言うことがだんだん難しくなってしまうんですね。 デパートでおねだりしなかったりすると「今日は○○ちゃん、おねだりしなくてえらかったねー」と誉められたりするわけです。なおさら言えなくなると思いません? でも、ここで気づいて欲しいのは「おかあちゃんがダメって言ったから」という風に、誰か、または、何かのせいにしてるってことです。 つまりは「怒り」があるんですね。 コートを買えないのもお金がないせい・・・これは自己嫌悪かな?それともパートナーの稼ぎが少ないからかな? 彼に会えないのも彼が忙しくしてるせい・・・これは彼への怒りですね。 これをちょっと角度を変えて見てみると「彼」や「お金」を使って、僕たちは欲しいものを手に入れないように、欲しいものを我慢するようにしてる、といえるんです。 これがパターンになっていて、繰り返されてしまうんです。 僕たちみんなにあるパターンの一つなんですけどね。 ということで、本題に入りましょう・・・。 長い前置きでした・・・(苦笑) つばきさんも上のパターンと自分の今の自己嫌悪を比べて見てみたらどうでしょうか? 大学に行くこと、たぶん、つばきさんはとっても行きたかったんじゃないかと思うんです。でも、諦めざるを得なかった。 そのときに「行きたい」という気持ちを「裕福ではない」という理由で封じ込めようとしたのかもしれません。 保母さんを諦められたのは、その応用みたいな感じがぼくはしますね。 大学に行ってないから保母さんにもなれなかった、という感じ。 そうすると、その抑圧された「大学へ行きたい」という気持ちが今度は「もし、大学を出ていたら・・・」というファンタジーに変わります。 実社会で経験できないとしたら、僕たちはみんな想像力を使ってそれを満たそうとするんです。 かく言うぼくも小さい頃は「プロ野球選手」「音楽家」、大きくなってからは「もてもて色男」「バリバリのビジネスマン」などのファンタジーを持っていました。今も「お金持ち」という前提でつい空想してみたりします。 でも、空想は空想なんですよね。「もし」の世界を抜けきれないわけです。そうすると今度は実社会でそれを実現してる人、ぼくの場合ならお金持ち、つばきさんの場合なら大学卒の人に対して羨ましいという気持ち、嫉妬を持ったりします。 「どうせ私は大学出てないから・・・」という感じになることって多くないでしょうか。 それを手に入れていない自分を嫌悪してしまうのではないかなあ、と思うんです。 だから、ぼくからの提案は「欲しいものを欲しいと言おう!」というところです。「いまさら学歴は手に入らないし・・・」なんて思ってしまうかもしれませんね。 でも、そこで本当に欲しいものはなんだろう?と考えて見てください。 学歴を手に入れて何をしたいのでしょう? 保母さんになって何をしたいのでしょう? ぼくはバリバリのビジネスマンになって、イキイキと暮らしたい、という思いがあります。お金持ちになって、ゆったりと豊かに暮らして、仲間や友達を色んなところに連れて行って人生を楽しみたい、という思いがあるんです。 ということは、バリバリ働く本当の目的というのは「イキイキした自分」であり、お金持ちになりたい本当の目的というのは「人生を楽しみたい」というところにあるんですね。 でも、この目的だけ取ってみたらどうでしょうか? 必ずしもバリバリ働くこと、お金持ちになることだけが、それを手に入れる手段ではありませんよね。 今のぼくでもイキイキしたり、人生を楽しむことができると思うんです。 つばきさんも、保母さんになりたい目的は何だったのでしょうか? それは保母さんにならなければ手に入れられないものなのでしょうか? それを考えてみるのはいかがでしょう。 : どうしたら自信が持てるんでしょうか? : ここから抜け出すには、私にあと何が必要なんでしょうか・・? ぼくの提案は、今のままのつばきさんにOKを出すことです。 今のつばきさんにもできること、手に入れられるものって絶対あると思うんですね。それを探してみましょう。 もしよければ、ぼくがお手伝いさせていただきます。 それを見つけていくこと、つまり「あ、私もこんないいところあるじゃん」とか「こういうことが今でもできるじゃん」というところに気づいていきましょう。 その一つ一つが自信になります。 自信をつける一番の早道っていうのは、自分を誉められるようになることなんですね。だから、自分で自分を誉められる材料を見つけてあげることが一番なんです。 お役に立ちましたでしょうか? それでは。 |
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