日本では、現在、カウンセラーの95%が非指示型のカウンセリングスタイルをとっています。非指示型のカウンセリングというのは、例えばこんな感じです。
クライアント:「先生、これからどうしたらいいんでしょうか?」
カウンセラー:「山田さんはどうしたいですか?」
クライアント:「そうですねぇ、毎日家にいてもしょうがないので1日1回散歩でもしてみようかな」
カウンセラー:「では、やってみてください。そしてその結果どうなったかまた教えてください」
というふうにカウンセリングは進んでいきます。
しかし、このスタイルでは、クライアントさんは「なぜこうなったのか?」とか「これからどうすればよいのか?」ということをカウンセラーから聞くことができません。
多くのクライアントさんが一番聞きたいことは、「私はなぜこうなってしまったのか?」つまり原因は何なのかということと、どうすれば楽になるのか、どうすればもう一度やり直せるのか、ということなのです。
あなたが肉体的な病気になって病院に行ったとき、先生に聞くことは「何が原因で病気になったのか?」「これからどうしたらいいのか?」ということではないでしょうか?
残念ながら非指示型のカウンセリングではこういったクライアントさんの需要に応えていないと当社では考えます。
当社では、指示型と呼ばれる提案型のカウンセリングスタイルをとっています。そのため、ほかのスクールが半年や1年で卒業するのに比べて、当社は約3年間、勉強していただくことになっています。それは、それだけの専門的な知識とカウンセリングの臨床経験を十分に積んでいただきたいからなのです。
当社では、最低でも200本以上のカウンセリングを経験しないとプロのカウンセラーになることはできません。多くのカウンセラーは300~400本のカウンセリング経験を積んだ後、プロのカウンセラーになっていきます。
また、一流のカウンセラーは実際どのようなカウンセリングや癒しの技法を使っているのかを臨床現場で実際に見て学ぶことができます。
当社には、カウンセリングのご希望が毎月に3,000件以上あります。そのため、カウンセリングの現場でクライアントさんが本当に必要としているものが何かよくわかっています。
そういったクライアントさんのニーズを踏まえて、スクールでは、現場のカウンセラーに、何が必要で役に立つのかを逆算し、現場で使える知識や理論を提供しています。
多くのスクールはカウンセリング現場を持っていませんので、クライアントさんのニーズを知りません。ですから、講義形式の授業しかできないのです。
講義形式の授業ばかりどれだけ勉強しても現場では役に立ちません。例えば、心理学の歴史や心理学の学派を薄く広く学んだとしても、カウンセリングの現場では何の役にも立たないのです。
なぜなら、クライアントさんが求めているのは「どうしたらもっと幸せになるのか?」「問題が解決するのか?」だからです。知識をいくら提供しても、それをどう使えばよくなるのか、現場の体験がないとわかりません。
日本には、カウンセリングの専門書はほとんどないといってもいいかもしれません。カウンセラーの数が少ない日本では、出版社が専門書を作ったとしてもあまり売れないので、実際的な専門書というのがほとんどないのが現状です。
当スクールでは、カウンセリング現場で本当に必要な理論や知識を厳選し、あなたに提供していきます。
プロのカウンセラーの臨床現場に立会い、心理学の理論や知識を実際にどう使っているのか、その現場を見ながら、スクールで知識的に学んだことを現場で見ながら体験的に学ぶことができます。
あなたがカゼをひいたり、胃の調子が悪いときには、近所の病院や診療所に行くことでしょう。そして、簡単な手術が必要なときには、紹介状を書いてもらって、街の大きなそこそこの設備が整った病院に行くと思います。
大きな手術が必要なときには、大学の付属病院などを紹介してもらって行くのではないでしょうか。さらに、特殊な病気になると、国立や効率のガンセンターなどの専門病院に・・・というふうに肉体的な病気に関しては、ピラミッド型のバックアップシステムが整っています、
もし、あなたが卒業後に、実際にクライアントさんを持たれたとしても、一人で抱える必要はありません。スキルアッププログラムと呼ばれるシステムで、経験豊富なプロカウンセラーの指導を受けることができます。
また、在学中から、当社の講師はもちろん、それ以外の色々なカウンセラーと触れ合ったり、話をして学ぶこともできます。医師には学会と呼ばれる組織があるのと同じように、当スクールでも常に最新の知識や手法を学んで、みなさんに提供しています。
また、当社では、基本的には独立開業をお勧めしていません。多くのスクールが、卒業後は独立して個人的にカウンセリラーとしてやっていきなさいと指導しているようですが、そのほとんどが失敗しているという現状があります。
昔から、カウンセラーになりたい人は多いのですが、100人中95人は開業後3年以内に廃業しています、。その一番の理由は、お客様が来ない、もしくは集客できないということです。
さらに、開業したとしても、あなたにカンセリングの経験がないと、クライアントさんをどのように扱っていいのかわからない、相談相手がいないなどいろんな問題にぶつかります。ですから、バックアップシステムも確実にチェックされることをお勧めいたします。