私は結婚を意識した彼がいます。つきあって１年ほどになりますが、付き合い始めてから合計しても４～５回程しかセックスをしていません。

彼とはとっても仲良しで何の不満もありません。彼は今まで付き合った彼女とは全てこういう状態に陥ってしまったようです。ただ、このことでこれほど私が悩んでいる事については、彼は知りません。

私自身、将来は子供が欲しいと思っています。しかし、このままでいくと結婚後のセックスは絶望的です。

彼自身もきっと悩んでいるんだと思います。しかし、私がこの悩みを打ち明けるときは最後のような気がして怖くて話す事ができません。きっと不安を打ち明けると彼をますます追い詰める事になってしまうと思うからです。

また、たとえ悩みを打ち明けてセックスに至ったとしても、それは彼の私に対する義務感なのでは？と逆に私自身がそういう気持ちになってしまうような気がします。

彼曰く、付き合った彼女とはどうしてもそういう風には見れなくなってしまうそうです。逆にどうでも良い？感情の無い女性に対しては、セックスができると付き合う以前に言っていました。

もう半年くらいそういう行為はありません。しかし手をつないだり、楽しく話をしたりはしています。このような状態で結婚してしまってもいいのでしょうか。また、改善策があれば教えて下さい。よろしくお願いいたします。

付き合っている状態でセックスがあまりないと、結婚に対しても、その後の夫婦生活にしても不安が付きまといますよね。しかも仲が良かったり、性格的にフィットする感覚が強かったりすると心が悲鳴を上げてしまうことも少なくないのかもしれません。

セックスレスのご相談はとてもよく頂くのですが、人に話をするのは恥ずかしさもあって勇気が要りますよね。

まずは解決したい、という気持ちを強く持ってこのテーマに向き合って行きましょうね。不安や恐れが強いと逃げてしまいますし、ある部分では「たかがセックス」みたいな気持ちになってしまうところもありえますから、向き合う意志がとても大切になってきます。

> 彼曰く、付き合った彼女とはどうしてもそういう風には
> 見れなくなってしまうそうです。逆にどうでも良い？
> 感情の無い女性に対しては、セックスができる
> と付き合う以前に言っていました。

彼にとってセックスというのはどんなイメージなのかが、彼の言葉でわかってくるような気がしますね。

りえさんのこと、彼はやさしく、大切にしてくれているのではないでしょうか。セックスというのは男性にとっては「女性を犯す」とか「女性を汚す」という印象を持ってしまうことが少なくありません。

だからこそ、大切な存在であればあるほど、ガラスケースに入れてしまって“鑑賞品”として扱ってしまうことが少なくないんですね。

これは彼自身の自己嫌悪や罪悪感などがベースにあるものです。自分が毒だと思えば、彼女を自分が汚してしまうっていう恐れになり、また、セックス自体がりえさんを傷つける行為のように感じてしまうのかも知れませんね。

> 彼自身もきっと悩んでいるんだと思います。しかし、
> 私がこの悩みを打ち明けるときは最後のような気がし
> て怖くて話す事ができません。きっと不安を打ち明け
> ると彼をますます追い詰める事になってしまうと思う
> からです。

りえさんは彼の気持ちをよく考えていらっしゃっていますね。
なかなかできることではないんじゃないかと思います。

でも、悩みを打ち明けることが追い詰めることになるとは限りませんよね。それがきっかけで彼自身も真剣にどうしようって考えはじめ、何かしらの行動を取り始めるかもしれません。

逆に、そうしたきっかけが無かったとしたら、何も変わらない状況も続いてしまうかと思うんです。

そして、もうひとつ、彼との関係でセックス以外にも同じようなパターンは起こっていませんでしょうか？仕事のこと、趣味のこと、将来のこと、自分たちのこと、彼のことを気遣いながら、我慢していたり、不満に思っていることはありませんか？

そこではついついりえさん自身が「彼のことを思って」と自分自身を犠牲にしてしまっているところもあるのかもしれません。そして、もしかしたら、りえさん自身、彼との関係以外でもこんなパターンを使ってしまっているところはありませんでしょうか。

もちろん、それくらい彼のことが好きで、失いたくない気持ちも強いのでしょう。でも、もし、彼が何かを一人で抱え込んで、強く悩んでいたとしたら、パートナーとしてどんな気持ちになるんでしょうね。

きっと「私にも話して欲しい。解決に協力させて欲しい」なんて感じることと思うんです。

パートナーとの信頼関係や絆はこうしたお互いの痛みや悩みを共有し、一緒に乗り越えることで一段と強くなっていきます。

頭では理解していても、いざ行動に移すとなると不安や恐れがいっぱいになってしまうかと思いますが、その不安と恐れを乗り越える勇気こそ今のりえさんには必要なことかもしれません。

自分にとって本当に大切なことは何か？
どんな関係を彼と一緒に創っていきたいのか？

そんな問いを自分自身に問いかけて欲しいな、と思います。
その上で、どうするのかを選択していきましょう。

> 彼とはとっても仲良しで何の不満もありません。
> もう半年くらいそういう行為はありません。しかし
> 手をつないだり、楽しく話をしたりはしています。

仲良いことはとても良いことなんですが、仲が良すぎるとセックスレスになってしまうことがあります。それは二人の関係が姉弟、兄妹のようだったり、父娘、母息子のようだったり、まるで家族のような関係になってしまっている場合です。

家族とのセックスというのはタブーですから、近すぎる距離がセックスを遠ざけていることが少なくないんですね。

自立した男性の場合は、人と距離を置いて付き合うことが多いですからこの家族のような感覚を女性よりも早く感じてしまうことが少なくないんですね。

パートナーシップとしては家族のような距離感も大切なのですが、それだけではなく、少し他人や友人として相手を見られるような距離感も必要になってくると思うんです。

だから、もし近すぎるな・・・と感じたときは少し距離を空けてみる勇気も必要ではないでしょうか。もし、そこに恐れを感じるのであれば、お二人の関係が密になり過ぎている、癒着してしまっている可能性も少なくないと思います。

また、この近すぎる関係では、お互いに大人の関係というよりは、子どもの心が強く出てくることもあると思うんです。そこで子ども時代に満たされなかった思いを彼を通じて見たそうとする心理的な働きが生まれることもあります。そうするとここでもセックスがタブーになってしまいますね。

そういう意味では、りえさんが自分のご両親との関係を見つめなおしてみたり、その一方で大人の女性になることもひとつのテーマになるかもしれません。

面談カウンセリングなどでは、実際にご両親との関係を見つめなおしたり、女性としての成長をサポートさせていただくことがとても多いのですが、この過程でセックスレスが

ですから、まずはご両親との関係や彼に求めてしまっているもの、そして、大人の女性に対する思いなどをテーマに自分自身を見つめてみてはいかがでしょうか。応援しています。